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2024年 WMフェニックスオープン
期間:02/08〜02/11 場所:TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)

松山英樹は終盤イーグル奪うも追い上げならず22位 次週「昇格大会」へ

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(11日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

勢いに乗れそうで、なかなか流れがつかめない。首位と7打差から最終ラウンドをスタートした松山英樹は、1イーグル2バーディ、3ボギーの「70」でプレー。例年にはない悪天候に見舞われ、変則的なスケジュールを強いられた4日間を通算9アンダーの22位で終えた。

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初日から順延が続き、この日は持ち越した第3ラウンドの後半14番グリーンからスタート。午前6時30分にパッティング練習を始めたが、霜の影響で開始が徐々に遅れ、スタートしたのは当初のスケジュールの1時間15分後。4mを残していたバーディパットは、一筋右に逸れてチャンスを逃した。

17番から連続バーディで第3ラウンドを「68」で終えたが、最終ラウンドはティショットが右に出てチャンスを作れない。出だしの1番、3番(パー5)、5番と右のラフ。5番は3オン2パットのボギーとしたが、1番は3mのパーパットを沈め、3番は20m近くあるバーディパットを1mに寄せる2パットでしのいだ。

厳しい表情で自身への怒りを漂わせる中、ようやく“ご褒美”が来たのは13番(パー5)。ティショットを左に曲げ、ネイティブエリアからの2打目はピンまで297yd。3Wを振り切ったショットはグリーン奥まで達し、10ydのアプローチを入れるチップインイーグルを奪う。歓声に片手を挙げて応えると、2打目をピン左1.5m につけた14番、2オンに成功した15番(パー5)の連続バーディでスコアを伸ばした。

この時点で通算10アンダーの12位。トップ10が近づいたが、17番で再びティショットで右のミスが出た。カート道で跳ねて泥のぬかるみに入り、救済を受けてドロップしてもライの悪さは改善されず2オン3パットのボギー。最終ホールは5.5mのバーディパットが決まらず、クラブを握る手に力が入った。

今季5試合を終え、昨年3月「ザ・プレーヤーズ選手権」(5位)以来のトップ10入りは果たせず。「より良いものを」と試行錯誤を続ける中、タイガー・ウッズがホストする次週の昇格大会「ザ・ジェネシス招待」に臨む。(アリゾナ州スコッツデール/谷口愛純)

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