「ファーマーズインシュランスオープン」3日目スコア
2024年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)
久常涼「アグレッシブに攻めていく」 ようやく見えたサウスコース攻略法
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 3日目(26日)◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)◇7765yd(パー72)
2日目に続いてサウスコースの10番からスタートした久常涼は5バーディ、6ボギーの「73」でホールアウト。前日「75」のコースで1オーバーにとどめ、通算3アンダーの47位で最終日を迎える。
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難度の高いホールが続く手ごわいインコースとあって、出だしの10番でスコアを落とすと、13番(パー5)と16番(パー3)でもボギーを喫した。「体がうまく温まらなかったというか、最初の方で今日もつまずいちゃいました。パッティングも入らなかったりして苦しかった」と、序盤でスコアを落とした前日と同じ展開に。
しかし、ここで気持ちを切らさないのが欧州ツアーでもまれて成長した証。続く17番、18番(パー5)で連続バーディを奪うと、折り返した後半2番もバーディとして息を吹き返した。「難しいコースだし、同伴の人たちも苦しんでいた。耐えていればまだチャンスはあるかなって」。その後は「出入りが激しくてちょっと疲れるゴルフでした」とスコアが上下したものの、終わってみればトップ10まで4打差の位置にとどまった。「だいぶバーディも獲れる感じがつかめたので、 明日はボギーが減らせられればいいなと思います」
悪天候のため練習ラウンドができず、ぶっつけ本番のサウスコースだったが、2日間プレーして攻略法がある程度つかめてきた様子。「やっぱりフェアウェイをとる(キープする)ことがとても重要。このコースはショットが重要になってくるので、しっかりアグレッシブに攻めていければチャンスになる」。確かにこの日、18番、6番、9番と3つのパー5で果敢に2オンを狙い、すべてバーディを奪った。昨年の主戦場である欧州ツアーでは「回ったことのあるコースは最終戦の1試合のみでした」という中で結果を出し続けただけに、初めてのコースでも“スコアが出るツボ”をつかむのは早いのかもしれない。
「下のほうの順位だと、やっぱり伸ばしていかないと上まで詰まらないので。明日は上を見て、もうちょっと頑張れたらいいなと思います」。最終日もサウスコースの10番からスタート。2日続けて序盤にスコアを落とした、うっ憤を晴らせるか。つかみつつある攻略法を思い切りぶつけてきてほしい。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/服部謙二郎)