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来日は開幕2日前の深夜 初V狙うジャスティン・サーが絶賛したモノ

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(21日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

小平智石川遼らが追いかける、リーダーのタイトル獲得への熱意は他を寄せ付けない。ムービングデーの「67」で単独首位(通算9アンダー)の座をとらえたジャスティン・サーは26歳。将来を嘱望されてプロの世界に飛び込んでから4年以上が経った。

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南カリフォルニア大時代に米国代表としてコリン・モリカワらと活躍し、2019年のプロ転向時にはマシュー・ウルフビクトル・ホブラン(ノルウェー)とも並び立つ存在だった。ライバル3人が早くからプロで優勝を重ねた一方で、サーはPGAツアー・ラテンアメリカを経て下部コーンフェリーツアーでプレー。年間王者に輝いた昨年、ついにトップツアー昇格を果たし、現在ポイントランク85位で秋季シリーズを戦っている。

2試合前の「フォーティネット選手権」から11ラウンド続けてオーバーパーをたたいていない。抜群の安定感を初出場の今大会でもキープしているが、今回日本に到着したのは開幕2日前の深夜、午前2時だった。「そのまま起きてコースに行って18ホールを回ったよ」。練習ラウンドを終えた後、友人の父が営む都内のレストランに足を運ぶほどタフなココロとカラダ。「(会場の)ごはんもとてもおいしい。今までのプレーヤーダイニングで一番だ」とクラブハウス内に設けられた選手用の食事メニューを絶賛する。

近い世代のトップ選手たちに比べれば、キャリアで後れを取った。その歩みがあって、今がある。「コーンフェリーで得た経験は大きい。大きな試合で何度か良い位置でプレーできた。この位置で回ると学ぶことが多い。経験を生かして、コンディションの変化に対応して回りたい」。コースにはこの日の夕方、猛烈な雨が降った。静かに培ってきた力を日本で発揮したい。(千葉県印西市/桂川洋一)

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