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“+3”から終わってみれば“-4” コリン・モリカワが浮上

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(21日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

ムービングデーの始まりはまさかのダブルボギー。1Wショットを右に大きく曲げたコリン・モリカワはいきなりアンプレヤブルの処置を強いられ、8位スタートからつまずいた。4番は3パットボギー。大荒れの前日「73」の悪い流れはそのままか…と思いきや、メジャーチャンピオンの馬力は違う。

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6番(パー5)からの3連続バーディでこの日の“借金”をチャラにした後、バックナインでもう一度チャージがかかった。7Iでピン左2mをとらえた13番(パー3)から4連続。「アイアンショットの調子は良かったから、フェアウェイをとらえたところ、ティアップしてグリーンを狙えるパー3で獲ろうとした」と攻め気を失わず、16番で3mを沈めてガッツポーズを作った。

ティショット、セカンドいずれも左に曲げた17番では5mを沈めてパーセーブ。最終18番(パー5)も1打目を左に曲げ、3打目のアプローチもピンまで4mを残しながらバーディ締めで「66」をマークした。フェアウェイキープに成功したのはわずか4ホールにして、通算7アンダーの4位に浮上。「17番と18番のパットはあしたの良い材料」と気分もイイ。

世界選手権シリーズ(WGCワークデイ選手権)、メジャー(全英オープン)、欧州ツアー最終戦(DPワールドツアー選手権)を制した2021年を最後に、タイトルから遠ざかっている。米カリフォルニア州出身にして、その名字の通り家族は日本と縁が深い

最終日は前半の難所である4番、5番(パー3)の前にスコアを伸ばそうと目論む。「1から3番はバーディを獲りやすい。最初からバーディを狙っていく」。2021年の本大会の7位の成績はもとより、「東京五輪」では銅メダルを争った7人のプレーオフで最後に敗れた。日本での記憶を勝利の色で上書きする。(千葉県印西市/桂川洋一)

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