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“誰よりもポイントが欲しい”小平智 強風下でショットは欲を押し殺し

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 2日目(20日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆6011人)

「ポイントの大切さは、出場選手の誰よりも自分が一番感じていると思う」――。小平智の言葉は決して大げさではない。PGAツアー7シーズン目の生き残りをかけた、フェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)の真っただ中。少しでも多くのポイントを獲得し、現在183位のフェデックスカップランクを上げなければならない追い込まれた立場だ。

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貪欲にポイントを稼ぎにいく姿勢とは対照的に、ゴルフでは欲をかかないことを心掛けた。秒速9.5mの強風が吹き、「この状況だったらボギーなんていくらでも出る。みんなもこの状況では伸ばせないはず」と割り切ってスタート。2番でボギーが先行しても落ち着いていた。

強風の中で早くなりがちな歩くリズム、スイングのリズムに気を付け、クラブ選択を含めた攻め方もリスクマネジメントを最優先。「いつもだったら狙えるピンも、きょうは(グリーン)センターに」。最終18番(パー5)、右ラフからの3打目で木が邪魔になると分かるや、右ピンから離れたグリーン左エッジ周辺を冷静に使った。「あれは100点ですね」と2パットのパーにつなげた。

「きのうは無理に攻めていた部分もあったけど、きょうは(欲を)押し殺して自分をコントロールできた」と胸を張る「68」で首位と2打差の通算5アンダー3位に浮上。「もう、この風はイヤです」と笑いながら、週末の戦いに向けて切り替える。

普段米国で戦っている選手たちにとっては不慣れな高麗芝のラフ。海外勢はアジャストに時間がかかっているかもしれないと予想した上で「あしたからは風が吹かなかったら、ビッグスコアも出ると思う。あの人たち(PGAツアー選手は)、適応能力がすごいので。自分も離されないように食らいついていきたい」。一筋縄ではいかないハイレベルなツアーであることも、人一倍わかっている。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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