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2日間で5個だけ 石川遼は最難関4番で10mバーディ「ハッピーというかラッキー」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 2日目(20日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆6011人)

前半4番は、石川遼が初日に左サイドの池に落としてダブルボギーを喫していたホール。「右のラフに突き抜けても仕方ない」と狙いどころも修正した1Wショットを成功させても、セカンドで225ydが残る長くてタフなパー4だ。

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3UTでグリーンを捉え、下から10mのバーディパットは1m近く曲がるスライスライン。しっかり読み切ってカップに流し込み、2日間でバーディわずか5個の最難関ホールで力強くこぶしを握った。「パーか、ボギーでも仕方ないホール。ハッピーというか、めちゃくちゃラッキーだった」と笑った。

最大瞬間風速16.5mの強風が吹いた一日は「忍耐が必要なコンディション」とスタート前から厳しい戦いを覚悟していた。池が絡む4番だけでなく、自分の弾道でどのくらい流されるかを計算したら「あとはしっかりコミットしてやるだけ。コントロールしようとするのは難しい。そういうゴルフが結構好きではあるので」。風の影響を受けるのはショットに限らない。十分にスピードが出ているベント芝のグリーン上でも、アゲンストやフォローの風に敏感に対処した。

この2日間を同組で回ったキャメロン・チャンプアクシェイ・バティアは、“飛んで曲がらない”目安となるスタッツ、トータルドライビングでPGAツアーの10位、11位につける2人。「(開幕前は)自分がどうなっちゃうのかなと思っていましたけど、自分のゴルフに徹することができた」とメンタル的な安定にもうなずく。

「難しくて長い一日で精いっぱいゴルフができた」と心地よい疲労感を漂わせながら、通算3アンダー8位につけて首位と4打差で週末を迎える。「ここまでは良いプレーができている」と言った後で「あと半分ある。各選手のスコアも動いていくでしょうし、(上位の)メンバーも変わっていくはず。その中で自分のゴルフを最後までしっかりと貫いていくことができれば、もしかしたらチャンスがあるかもしれない」。PGAツアー初優勝をかけた36ホールを前に表情を引き締めた。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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