PGAツアー政策委員にタイガー・ウッズを任命 マキロイ、松山らも支持
2023年 フェデックスセントジュード選手権
期間:08/10〜08/13 場所:TPCサウスウィンド(テネシー州)
PGAツアートップとの会議参加は25人だけ マキロイはタイガーの理事就任に期待
◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前(9日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)
「フェデックス・セントジュード選手権」会場で、ツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏が8日(火)に選手ミーティングを開いた。モナハン氏は6月13日から病気療養のため一時職務を離れていた。選手たちと顔を合わせるのは休養後初めてだったが、AP通信のダグ・ファーガソン記者によるとミーティングに出席したのはわずか25人だったという。
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ツアーは6月、対立を続けていた「LIVゴルフ」との和解を電撃発表。これに対してタイガー・ウッズら41選手が発言権を求める書簡をモナハン氏に送っていた。その中に名を連ねたフェデックスカップランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)は、大会の会見で「署名に参加すべきだと思った。団結すれば望んでいることが実現できると信じている」と話した。
今月1日にはタイガー・ウッズがツアー政策委員会の6人目の選手理事に就任。選手の発言権と透明性の強化が理由だった。同じく選手理事を務めるロリー・マキロイ(北アイルランド)は「素晴らしいこと」とウッズの就任について言及。「ゴルフ界に多大な功績を残したタイガーが、今後の在り方について議論するのは重要だと思う」と意見を明かした。
今回のミーティングは質疑応答形式で行われ、出席したスコッティ・シェフラーは「ジェイが復帰したのはいいことだが、ツアーに関してはまだこれから。彼はできる限り、選手の意見を取り入れようと尽くしている」と話した。
会場ではモナハン氏のコミッショナー職の継続について選手たちに質問が飛んだが、ラームのほか、「モナハンがいなかったらコロナを乗り越えられたか分からない」と話した「全英オープン」覇者のブライアン・ハーマンなど肯定的な意見が多いようだ。(テネシー州メンフィス/谷口愛純)