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2023年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)

全英OPのグッズショップ探訪 カメラマンが1万円でショッピング

2023/07/23 08:10

◇メジャー最終戦◇全英オープン 3日目(22日)◇ロイヤルリバプール(イングランド)◇7383yd(パー71)

1週間で約26万人のギャラリーを飲み込む全英オープン。大規模なプロゴルフトーナメントは大会オリジナルグッズも充実していて、男子メジャーはやはりそれも最高峰。商品の紹介がてら、ロイヤルリバプールで撮影中のGDOニュースのカメラマンに、1万円(55ポンド)以内で“自分用”のお土産を選んでもらった。

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2023年大会のグッズショップ(マーチャンダイジングエリア)は3番ホールの右側に設けられた。「THE OPEN」ならぬ「THE SHOP」とデカデカと掲げられた仮設の建物は、遠くのホールから目視できるほど大きい。

足を踏み入れた屋内は、来場者の整理がてら、まずは暗がりの通路で大会のイメージ訴求を演出。いくつかのメーカーが軒を連ねる中、もっとも広く、最初にギャラリーを迎えるのが大会オフィシャルスポンサーの「HUGO BOSS(ヒューゴ・ボス)」だ。

全英オープンのロゴが入ったポロシャツにセーター、リンクスの冷たい風からも体を守ってくれそうなアウターもズラリ。白や黒はもちろん、赤や青のビビットなカラーもシックにまとめてくれそう。

ただし…、値段が少々高い。ポロシャツは90ポンド(1万6400円)からで、ダウンベストで289ポンド(5万2600円)、ダウンジャケットは389ポンドで7万円超え。うーん。GDOカメラマン、黒いバケットハットに手を出したが、69ポンド(1万2500円)とこちらも予算オーバー。「写真、撮ってくれ!」とポーズを決めた兄ちゃんからも、どことなく気品さ(チャラさ)が漂う…?

残念ながらBOSSでの買い物はおあずけ。続くエリアは英国らしいアーガイル柄をモチーフにしたウェアからゴルフグッズが並んでいる。タイトリスト製の小型キャディバッグは205ポンド(3万7600円)。ネイビーのアディダスのスウェットがかわいかったけど、70ポンド(1万2700円)と惜しかった。

それにしても日本円にすると、どうにも1万円を超えてしまう品ばかり。ゴルフの男女メジャーはもちろん、テニスの「ウィンブルドン選手権」などの取材経験もあるカメラマンも、近年の円安にはため息の連続。欧米の物価上昇にちっとも追いつけない円を憂う。

さて、気を取り直してショッピングを再開しよう。ゴルフトーナメントの定番のお土産のひとつが各大会のフラッグ。全英は山吹色が定番だ。コース到着後すぐに購入して、選手たちのサインを集めるのも大会の楽しみ方のひとつ。25ポンド(4550円)の旗が、もっと価値をつける可能性だってある。とりあえず期間中、ゴルフカメラマンにそんなヒマがあるはずもないので、ここはパス。

元気なお姉さんはTシャツ(30ポンド=約5460円)売り場のスタッフさん。優勝者に贈られるクラレットジャグや開催コース、歴代チャンピオンの名前が刻まれたオリジナルウェアはやっぱり良い記念になりそう。

最近はどのメジャーもキャップ(帽子)コーナーが充実してきた。参加メーカーも多く、デザインも無地にボーダー、カモフラージュ柄に幾何学模様と種類が増えている。値段は30ポンドから。凍える日もある全英はニットキャップ(35ポンド=6380円)も重宝する。

今年は開幕2日前、そして週末に雨が降った。ゴルフ用のでっかい傘が多くあるのも全英ならでは。50ポンド(約9110円)と予算内だけど、こういった類の傘はスーツケースに収まり切らず、飛行機で超過料金がかかったり、フライト中に折れたりすることが珍しくない。キャディバッグが入るトラベルバッグを持ったプロゴルファーならいざ知らず、そうでない“渡り鳥”にはやっぱり折りたたみ式がイイ。

ゴルフグッズではヘッドカバー(ドライバー用は50ポンド)、タオル(20ポンド=約3640円から)やボールマーカー(10ポンド=約1820円)が人気。ティペグセットやボール(1つ5ポンド=910円)は、海外帰りのチョコレートよろしく“バラまき”に向いている。

ちなみにグリーンを修復するフォーク(12ポンド=2180円)は今週、選手用に1番ホールのティイングエリアに同じものが山積みされていて、スタート直前にごっそり持っていくキャディもいたりする…。

メジャーなどのショップではキャディバッグに付けるネームタグ(18ポンドから30ポンド)に名前を彫ってくれるサービスもある。混雑時間帯は並ばなくてはいけないので要注意。そうそう、全英に限らずメジャーのお土産は試合の開幕前、遅くとも週末に入る前に買うのをオススメする。最終日に向けて品薄になり、特にウェアのサイズがどんどん限定されてしまうから。

安いものでは8ポンドのキーホルダーがスタイルのワンポイントに良さそうだった。試合中、ボランティアが掲げるクワイエットボード、コースターセット(50ポンド)、クマのぬいぐるみ(25ポンド=約4550円)なんかはインテリアとして部屋をゴルフ色に彩ってくれる。

数百に及ぶ商品数と、円安の二重苦に頭を悩ませたGDOカメラマン。最終的に手に取ったのは、全英のロゴとイメージカラーであるイエロー&ネイビーのツートンカラーのバケットハットだった。予算内の35ポンド(約6380円)で編集部もひと安心。

ちなみに多くのゴルフカメラマンは同じ帽子でも、ベースボールキャップよりバケットハットを好む。ツバがやわらかいため、ファインダーを覗く際に邪魔にならない。

会計は大会スポンサーにも加わっているマスターカードを使うと、200ポンドの支払いで10ポンドの割引があった。ショップの外には試合観戦の邪魔にならないよう、お土産をキープしてくれるエリアと、自宅などに発送するシッピングサービスがある。

さっそく値札を外し、金髪ヘアをハットで覆って再びリンクスに飛び出したカメラマン。ところが時間が立つと、あれ、ちょっと表情が曇ってきた。

今週の撮影中はいいけれど、この先もかぶるとなると少々デザインが奇抜かも…と一抹の不安が湧いて来たらしい。

「やべえ。“全英マジック”にかかって選んじまったかもしれねえ……」

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