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2023年 トラベラーズ選手権
期間:06/22〜06/25 場所:TPCリバーハイランド(コネチカット州)

松山英樹「ショットが大事になる」 新クラブのテストも

◇米国男子◇トラベラーズ選手権 事前(21日)◇TPCリバーハイランド(コネチカット州)◇6852yd(パー70)

「全米オープン」翌週の開催とあり例年スキップする選手は多かったが、今季は“昇格大会”に指定されたことで世界ランキングトップランカーがコネチカットに集結。松山英樹もPGAツアー本格参戦10年目にして初めてフィールド入りした。

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初めて臨むコースのため念入りにチェックをしたいところだったが、火曜日(20日)は打撃練習を優先。事前ラウンドは、この日のプロアマ戦で回ったインコース9ホールのみとなった。「ショットが大事になってきそうですね。グリーンは傾斜が強いですけど、そんなに大きくないから、よっぽどじゃない限り大丈夫。でも、ショットはティショット、セカンドともに気が抜けない。バックナインだけでも打ちにくいホールがいくつかありました」と警戒を強めた。

昨年大会を制したザンダー・シャウフェレの通算スコアは19アンダー。松山は「19も出るの!?」と目を丸くしたが、「まあグリーン次第ですかね。今年はどの試合もグリーンを硬くしてきていますしね」と、優勝ラインはあくまで試合が始まってから考えていくようだ。それでも、距離は6852ydと短く、週末は雨予報も出ている。さらに例年よりフィールドも厚いため、ロースコアの展開を予想する関係者は多い。

松山はこの日、ラウンド中に2つの新しいクラブをテストした。ひとつは火曜日にオーダーして作った、グリップを長くした35インチと中尺風のマレット型パター(スコッティキャメロン)だ。久しぶりのマレットで、かつ長いグリップを少し余して握るスタイルが新鮮だったが、途中からエースパターに戻していたので本戦でお目にかかれる可能性は低いだろう。

もうひとつ試していたのは5番ウッド。エースのコブラ製に替わるものとして、ミズノの新しい「ST-Z 230」を試していた。17番の打ち下ろしのティショットなどで使用し、弾道に満足していたようだが、果たして実戦投入はあるか。

今季も残り試合が少なくなってきた中で、フェデックスカップポイントランキングは現在55位にいる。トップ30のみが進める8月下旬のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」出場に向けて、少しでも多くポイントを稼いでおきたいところだ。

「先週(全米オープン/32位)とメモリアル(16位)で稼げたらいいなと思っていたんですが、稼げなかったのでどうにかしたいと思っています。どうにかできるゴルフの状態じゃないのは分かっているけど、切羽詰まったところでどうなるかですね」。その言葉には、継続中の選手としては最長となる9年連続で最終戦に立ってきたプライドが垣間見えた。(コネチカット州ハートフォード/服部謙二郎)

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