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2022年 ツアー選手権
期間:08/25〜08/28 場所:イーストレイクGC(ジョージア州)

松山英樹が9年連続最終戦進出の偉業 ついに継続中選手で最長に

◇米国男子プレーオフ第3戦(最終戦)◇ツアー選手権 事前情報◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

松山英樹がシーズン最終戦「ツアー選手権」(25日開幕・ジョージア州イーストレイクGC)への進出を決めた。PGAツアー(米国男子ツアー)の年間レースであるフェデックスカップポイントランキングで上位30人だけが出場を許されるエリート大会。本格参戦初年度の2014年から9年連続での出場となる。

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昨年9月に開幕した2020-21年シーズンで、松山は同10月の「ZOZOチャンピオンシップ」、今年1月の「ソニーオープンinハワイ」で優勝した。20試合で6月の「全米オープン」の4位などトップ10に計6回入り、計算上ではシーズン半ばにはすでに最終戦進出を決めるポイントを確保。ランキング17位でプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」を終えた。

年間王者を決める最終戦「ツアー選手権」出場はPGAツアー選手にとっての栄誉。最高1800万ドル(約24億円)の巨額のボーナスはもちろん、翌年のメジャー「マスターズ」、「全米オープン」、「全英オープン」の出場権等が手に入る(松山は2021年のマスターズ制覇による出場資格も持つ)。

これまでに日本人で同大会に出場したのは他に丸山茂樹(2002年、04年)、今田竜二(08年)だけ。松山はプロ2年目の14年から毎年、会場のあるアトランタでシーズンを終えてきた。9年連続の進出はダスティン・ジョンソンの13年連続(09年~21年)に次ぐ歴代単独2位の最長記録。ジョンソン、昨年まで松山と同じ8年連続だったパトリック・リードの記録が今年止まったため、松山は継続中の選手として最長になった。

2選手は今季のシーズン中、サウジアラビア政府系資金を背景にした新リーグ「LIVゴルフシリーズ」に移籍したことでPGAツアーを離れた。シーズン開始当初には思いもよらない形での“レース脱落”だったが、必ずしも彼らが今年の最終戦に進めるとは限らなかった。いずれも今季は優勝がなく、ジョンソンが離脱した5月の「全米プロ」(予選落ち)直後のポイントランキングは91位。6月「ザ・メモリアルトーナメント」(53位)を最後に移籍したリードは当時61位だった。

シーズン終盤戦にかけて故障が目立ち、プレーオフ第2戦は首、手首に痛みを抱えながら4日間を回り切った。満足いく内容には程遠く「今週プレーしなくても(最終戦に)行けた。そこは前半のほうで頑張っていたおかげかなと思います」と表情を変えなかったが、超一流選手としての称号を積み重ねて“ナンバーワン”になった。(編集部・桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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