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2023年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/01〜06/04 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

ケガで戦線離脱中は「ミスター・ママ」に ブラント・スネデカーは23年初戦へ

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前(31日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7533yd(パー72)

2022年9月「フォーティネット選手権」を最後に、戦線から離れていたブラント・スネデカーが今大会からツアー復帰する。ツアー9勝を誇る42歳は、6、7年前から痛みがある胸骨を手術。「関節不安定症と呼ばれるらしく、本当に稀なこと。でも、出来る限り対処していたが、プレー出来なくなるほどの痛みになってきた」と昨年12月1日にメスを入れた。

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「腰から骨を取り出して、胸骨を切り開いて。ある意味、新しい胸骨として安定させた。ボールを打ち始めたのは今年の4月に入ってから」。約5カ月の間、クラブを触らずリハビリに集中して痛みなくスイングが出来る状態にまで回復したという。

働きに出られないときは「失業者」と自ら名乗り、2人姉弟の子供たちと一緒に時間を過ごした。「ノンフィクションを中心にあらゆる本を読んで、あとはゴルフやサッカー、野球、大学バスケとスポーツ中継を見るのも多かった。これまで出来なかったような子供との旅行もしたし、送り迎えは得意。しばらくの間、“ミスター・ママ”を味わったけど、やっぱり子供たちは(実際の)ママの方が好き。だから仕事に戻ることは良いことかな」と笑って振りかえった。

レジェンドのジャック・ニクラスのホスト大会のみならず、キャップのロゴに入るスポンサー先のウォークデイが冠となる大会での復帰に、興奮を抑えられるはずもない。「マイナー・メディカルエクステンションであと5戦は出られる。痛みなく練習も出来るので、より楽しくなっている」。ここ直近4年ほど4時間ぶっ通しの練習で400球も打てなかった体は動くようにもなった。

「願わくは、日曜日にこの会見の場に来たいですね」。今大会の最年長優勝者は2008年に、47歳9カ月22日で勝利を遂げたケニー・ペリーがおり、その下には46歳で制したトム・ワトソン、44歳で優勝したニクラスが存在する。ゴルフが出来なかった期間で膨れ上がった意欲をぶつける。(オハイオ州ダブリン/石井操)

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