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松山英樹は下部ツアー年間王者に苦杯 突破へ3戦目勝利が絶対条件

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 2日目(23日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

初日に2019年大会優勝のケビン・キズナーに一度もリードを許すことなく勝利した松山英樹だったが、この日は終始追いかける展開となってジャスティン・サーに3&1で敗れた。

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昨季下部コーンフェリーツアーの年間王者として昇格を果たした25歳との戦いは、1ホール目からボギー先行でつまずいた。右にミスしたセカンドが土手の傾斜でグリーンまで落ちてきて2m強についた2番ですかさず追いついたが、オールスクエアでの攻防は序盤のみ。4番(パー3)を奪われてからは常にリードされる一日だった。

ニアサイドに落とした8番は、グリーンに向かって打ち上げるバンカーショットでギリギリを狙って絶妙なパーセーブ。しかし、続く9番で左ラフから大きく打ち下ろすセカンドを崖下のペナルティエリアに入れ、一気に流れを引き戻すことができなかった。

後半は10番の2.5mに始まって短いバーディパットがわずかにカップを外れる場面が目立った。15番は力強く振った1Wショットで337ydを稼ぎ、巧みなウェッジショットで1.3mにつけて絶好機を演出したが、相手に6mのバーディパットを沈められた後で入れ返せず。左ラフから“直ドラ”のセカンドで花道まで運んだ16番(パー5)も3mが左を抜けた。パットの貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」は64人のフィールドで60位となる「-3.120」と苦戦を物語った。

1勝1敗で迎えるグループステージ最終戦は今季2勝でフェデックスカップポイントランキング2位と好調のマックス・ホマと対決。この組で唯一の2連勝を飾っている世界ランク6位に勝ってサドンデスのプレーオフに持ち込むことが、突破に向けて残された道となる。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)

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