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下見は2日で54ホール マキロイが“悲願”へスコッティキャメロン投入も

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 初日(22日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)は前週、メジャー初戦「マスターズ」の舞台となるジョージア州オーガスタナショナルGCに足を運んだ。2日間で54ホールをプレーしたことを明かし、「良かったよ。(予選落ちした)プレーヤーズで苦戦した後だったしね」と笑みを浮かべる。35yd延長されて545yd設定で行われることになった13番(パー5)のチェックも済ませたという。

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「この時期は今やっていることに片目を向け、オーガスタに片目を向けることになる」。キャリアグランドスラムへ最後の関門となっているマスターズ制覇への執念は、行動に表れている。今週は最大の武器である1Wを調整。「藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE」に差し替えたシャフトは44インチで、これまでより0.5インチ短くなっているそうだ。

ティショットのスコア貢献度を示す「ストロークゲインド・オフ・ザ・ティ」でツアー6位につける一方、フェアウェイキープ率51.98%は同186位。「ストロークゲインドは、コースによって飛距離を過大評価することがあるからね」と話し、精度アップを求めての変更であることを強調した。

「少し軟らかいシャフトに替えたら、より多くのショットが打てるようになった。きょう実際に使ってみて、かなりいいパフォーマンスができたと思う。特にバックナインでは、うまくドライブできた」。スコット・ストーリングスを3&1で破った初戦のフェアウェイキープ率46.15%(6/13)という数字以上の手応えを感じている。

グリーン上でも、2011年にコングレッショナルCCで「全米オープン」を勝ったときをほうふつとさせるスコッティキャメロンのニューポートパターを使った。「基本的には同じなんだけど、トップラインに線が入っているんだ。フランジに(線が)入っているよりも、僕にはマッチしている」とうなずく。全てが2週後の大舞台へつながっていく。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)

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