元恋人のエリカ・ハーマンさん(真ん中)とウッズ(右奥)。よく帯同していたのだが…※撮影は2022年「ジェネシス招待」

タイガー・ウッズが元恋人の女性から訴えられていたことが明らかになった。昨秋まで交際していたエリカ・ハーマンさんは関係を解消した際、突然自宅から追い出されたことに対して提訴。弁護人が8日前にウッズと結んでいた秘密保持契約の無効をフロリダ州の裁判所に求めたことで、昨年10月に始まった裁判が公になった。

弁護側はハーマンさんが昨年10月、ウッズと別れた後も住んでいた邸宅から閉め出されたと主張。ウッズの代理人から休暇を取るように勧められて住居を出た後、戻ることを拒否されたという。ハーマンさんは離別後も5年間はウッズの邸宅に住む約束をしていたといい、元住居の信託会社を相手取り3000万ドル（約41億円）の損害賠償を請求。また、約束を破ったウッズ本人にも賠償を求めている。

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ウッズ側は2017年の交際開始時に結んだ秘密保持契約をもとに訴訟の取り下げを求めたが、ハーマンさん側はハラスメントや暴行に関する事案だとして契約の無効を主張。昨年、ジョー・バイデン米大統領が署名した、法律（スピークアウト法）では、このケースにおいては契約が成り立たず、法的強制力がない。

AFPによると、原告側は裁判所への提出書類でハラスメントや暴行に関する詳細については明らかにしていない。

ハーマンさんはウッズが19年に「マスターズ」でメジャー通算15勝目を挙げた直後、ロープサイドで熱い抱擁を交わすなど、ツアー会場でも仲睦まじい姿を見せていた。