解説者から選手へ!ニック・ファルドが今季初戦に挑む
2007年初戦を迎えるフィル・ミケルソンはどんなプレーを見せるのか!?
フィル・ミケルソンは、今週の「ボブホープ・クライスラークラシック」でシーズンデビューを果たします。年の初めの2週間の休みが功を奏してか、過去5年間でミケルソンはボブホープにおいて2勝をあげています。解説のニック・ファルドとゴルフチャンネルの実況担当ケリー・ティルマンに、ミケルソンにとって今年の初戦について伝えてもらいました。
ケリー・ティルマン
「フィル・ミケルソンのシーズンデビュー戦を多くのゴルフファンが首を長くして待っているはずです。ミケルソンは、ウイングドフットで開催された去年の“全米オープン”で自滅して以来、トップテン・フィニッシュがなく、PGAツアーの大会は去年の8月を最後に出場していません。そんなミケルソンに今週、どんなプレーを期待できるでしょうか?」
ニック・ファルド
「ミケルソンは、2ヶ月もの長い休みを取ることもあって、新しいシーズンの初戦には準備万端で臨み、優勝というパターンが良く見られます。しかし、ミケルソンは、いまだ“全米オープン”のこと、あるいは“ライダーカップ”での手痛い敗北について考えているかも知れません。ですから、そんなミケルソンが嫌な気持ちを振り払って優勝できるのか楽しみですね。長いオフの間、体も鍛えたということですが、なんと言っても大切なのは心構えですからね。」
ケリー・ティルマン
「あなたもメジャー6勝していますから、ミケルソンの気持ちがわかると思いますが、去年の苦い思い出は過去のこととして、強いミケルソンを見せつけてくれるでしょうか?」
ニック・ファルド
「ミケルソンは、過去にも逆境を乗り越えてきましたからね。ただ、去年の“全米オープン”は、優勝が目前だっただけに敗北で負った傷はかなり大きかったはずです。記者会見で、確か自分は大まぬけだと言っていましたよね。それだけに、今週は気持ちを一新させて頑張らないといけませんが、そのためには過去の苦い思い出が消えていってくれないとダメでしょうね。」
ケリー・ティルマン
「ボブホープは4つのコースを使用する、ツアーで唯一の5日間の大会です。さらにセレブリティが加わるプロアマ戦。そんな大会で、優勝のためにどうやったら集中できるのでしょうか?」
ニック・ファルド
「まずは流れに任せて楽しむことでしょうね。いいアマチュアに恵まれることを祈って、会話をはずませること。今は4つのコースのうち、2つ難しいコースが入っていますが、気持ちの上でも余裕を持つこと。多くの選手が、予選カットの前に4日間周れるのはいいウォームアップになると喜んでいます。でも何よりも、まずはあの雰囲気を楽しむことですね。」
ケリー・ティルマン
「コメディアンも多く出場していますから、同じ組に居たら笑っちゃってなかなかゴルフに集中できないんじゃないでしょうか?」
ニック・ファルド
「でも楽しいですよ。」