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2022年 ザ・CJカップ
期間:10/20〜10/23 場所:コンガリーGC(サウスカロライナ州)

「きょうは良い日」松山英樹は最終日にアンダーパー パット貢献度は全体2位

◇米国男子◇ザ・CJカップ 最終日(23日)◇コンガリーGC (サウスカロライナ州)◇7655yd(パー71)

スタートホールの1番で6mのバーディパットが決まった。「3番、4番も(3m以内が)入ったので『ああ、きょうは良い日だなあ』と思って」。アイアンショットが傾斜で手前に戻った5番(パー3)も段を上る15mがカップに沈み、早くも4つ目のバーディ。松山英樹は最終日になってついにスコアを伸ばした。

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グリーン上で苦しんだ大会前半までのプレーが嘘のよう。序盤の勢いが止まった最終ラウンド半ばも、ピンチの場面で粘り強かった。8番で3mを沈めてパーセーブ。アイアンでの第1打を左に曲げ「あー、もう!」とうなった10番では、2mのボギーパットを入れた。11番で再び2mを沈めてパーを拾うと、続く12番(パー5)では1Wショットを左のバンカーに入れながら、3mのバーディチャンスを逃さなかった。

初日、2日目と比べ、アドレス時の前傾姿勢を浅くした。「ショットも全体的にそういうふうになっている」。15番では3mを流し込んで6つ目のバーディ。「うまく打てましたし、欲を言えば、次(16番の3m)も入れたかったが、悪くないパッティングができたかなと思います」。4日目で初のアンダーパー「67」。通算4アンダー34位フィニッシュを呼んだこの日のストローク・ゲインド・パッティング「+4.657」は全体2位だった。

40位に終わって連覇を逃した前週の「ZOZOチャンピオンシップ」から、太平洋をまたいだ2週間。時差ぼけこそ週の初めに解消されたというが、「成績が出ない連戦はしんどいですね」とこぼした。合計8ラウンドの最後に「これがスタンダードにならないといけない。スコアもパッティングも。ショットがまだまだうまくいかないが、こういうゴルフを続けたい」と、ようやく言えた。

2週のオフをとって「ケイデンス ヒューストンオープン」(テキサス州メモリアルパークGC)に出場する。終盤に左手首を痛めるシーンがあり、「まずは治療もしながら」と休養の合間に練習に打ち込むつもり。「先週も今週も、試行錯誤しながら良いものが出たり、出なかったりがある。早く次の試合に向けていいきっかけ、固まるものを作っていけたら」。つかんだ感触を冬場に確かなものにしたい。(サウスカロライナ州リッジランド/桂川洋一)

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