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オーガスタに続々と乗り込む強豪たち/マスターズ公式練習日

「マスターズ」こそ、ゴルフシーズンの本格的なスタートを告げる大会。春の新鮮な空気が漂い、ビッグ・イベントに向けての期待感が高まる中、栄光の「マスターズ」がいよいよ木曜日から開幕する。

クリス・ディマルコ
「比べようのないほど優れたコースですね。みんな写真を取るのに夢中ですが、こんなに美しいコースはありません。」

ザック・ジョンソン
「特別な大会です。特に、これだけ素晴らしいコースは他にないでしょう。そして“マスターズ”ならではの歴史と伝統があります。全てが別格のトーナメントだと思いますね。」

デーブ・ウォーマック
「ここでは歴史の重みを感じます。大会主催者がそんな雰囲気を大切にしているからこそ、”マスターズ”は他とは違う大会なんです。」

そんな想いは、50回目の出場を果たす伝説のプレーヤーも同じだ。

ゲーリー・プレーヤー
「私が尊敬し、世界で最も優れた大会に50回目の出場を果たすことができ、とても光栄です。」

「マスターズ」3勝のゲーリー・プレーヤーに敬意を払うため、練習ラウンドで一緒だったブレット・クイグリーは黒ずくめのウェアで登場した。

ブレット・クイグリー
「ゲーリーを驚かせたかったんです。彼と一緒のラウンドは、私のキャリアで大きなハイライトです。私にとって、ゲーリーの心構えや、“マスターズ”の思い出や経験に勝るアドバイスはありません。」

クイグリーと同じく初出場のJ.J・ヘンリーは、タイガー・ウッズとのプレーとなる。ヘンリーによるとタイガーは、依然絶好調とのこと。またタイガーのコーチ、ハンク・ヘイニーは、「タイガーは、毎日、向上するために何をすべきかを考えている」と話している。そのタイガーが97年の初優勝を含めて4度もねじ伏せたオーガスタ・ナショナルは、2006年の大会以降大きく手を加えられた部分もなく、今年も完璧なコンディションに恵まれている。

ジム・フューリック
「最高の仕上がりですね。多くの選手もコンディションを絶賛しています。毎年そうですが、今年は特に素晴らしいと思います。オーバーシードのせいで芝が密集し、芝が薄い場所はほとんどありません。選手が真上から見れば、芝が少しまばらなスポットに気づくと思いますが、ギャラリーは全くわからないでしょうね。」

イアン・ウーズナム
「見事なコンディションです。芝がうまく成長したせいか、特にセミ・ラフは密集して、湿気を保っています。フェアウェイも芝がしっかりしているので、乾いていてもランがあまり出ないので、かなり長いコースに感じますね。」

クリス・ディマルコジム・フューリックは、「ロングヒッターが不利にならないように、もっとボールがフェアウェイを突き抜けるほど、硬く早いコンディションのほうがいい」と話している。

なお、2日に32才の誕生日を迎えたJ.J・ヘンリーは、先週の土曜日カレッジ・バスケットボールの準決勝を観戦した後、月曜日はオーガスタ・ナショナルで、タイガー・ウッズとの練習ラウンドを楽しんだ。またフィル・ミケルソンは先週にコース入りしたが、最終日をにらんで午後のコース・コンディションに慣れようとしているためか、連日、夕方にラウンドを行っている。

アダム・スコットは、先週の「シェル・ヒューストンオープン」でPGAツアー通算5勝目をマークし、世界ランキングで自己最高の3位へ浮上。そのスコットは日曜日の夜にテキサスからオーガスタへ移動し、休む間もなく月曜日に練習ラウンドを行っている。

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