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2022年 ザ・CJカップ
期間:10/20〜10/23 場所:コンガリーGC(サウスカロライナ州)

「あきれている」松山英樹はパットでチャンス逃し首位と11打差

◇米国男子◇ザ・CJカップ 2日目(21日)◇コンガリーGC (サウスカロライナ州)◇7655yd(パー71)

スーパーショットの感触も薄れてしまう。後半13番、右サイドの砂地からの第2打。スライスをかけて木を避けたボールはピンの右2.5mについた。拍手が響いた後、ピンチで得たチャンスは生かされなかった。「ああいうところでバーディを獲れればもうちょっとラクにプレーができると思うけど…」。松山英樹のグリーン上での悩みはこの日も晴れなかった。

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初日に比べて「タッチは良かったと思います」と、タップインの場面が増えただけでは納得がいくはずもない。前半2番(パー5)で1mを沈めたのが、この日カップに沈んだ最後のバーディパットだった。

4m以内から狙った4番(パー5)ではカップの左へ、5番(パー3)では右へ。チッピングは相変わらず安定し、スコアを大きく崩すことはないものの、パッティングの不出来に「(イライラを)通り越しましたね。あきれています」と自らをバッサリ切り捨てた。

2日間のストローク・ゲインド・パッティング「-3.803」は78人中74位。「やっぱり自信を持って打てていない分、入らないんだろうなと思います」。アイアンでのティショットを左に曲げ、再び砂地からピンそば4mにつけた15番では、インパクトの直後にカップに向かって歩き出した。

1バーディ、 1ボギーの「71」。スコアの停滞以上に内容にフラストレーションがたまる。シャフトを前日の藤倉コンポジット VENTUS BLACKから、愛用してきたグラファイトデザイン ツアーAD DIに戻した1Wショットは「きのうまでよりは少し良くなった感じ」だというが、アイアンショットは「左に行くし、飛ばないし、どうにもならない」。この日もイーブンパーからスコアを動かせず、44位から57位に後退した。

予選落ちのない4日間大会。週末を前に首位との差は11打になった。「何のために回るんだろう…」と投げやり気味な言葉を口にしつつ、すぐに「しっかり、良いきっかけをつかめるように」と続けた。ギャラリーにせがまれペンを走らせた後、向かった先はもちろん練習場だった。(サウスカロライナ州リッジランド/桂川洋一)

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