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1351日ぶりVならず 逃げ切り失敗のファウラー「ちょっとほろ苦い」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(16日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7079yd(パー70)

PGAツアーファンが待望する完全復活は、またもお預けとなった。リッキー・ファウラーは同じ最終組で回ったキーガン・ブラッドリーに競り負けた。「キーガンをたたえたい。彼はパットを決め、僕は決められなかった」。潔く言った後で「いいパットは打っていたんだけど、カップにフタをされていたような感じ。ちょっとほろ苦いね」と本音がこぼれた。

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祖父の母国で迎えた単独首位でのラスト18ホール。最終日お決まりのオレンジ色のウェアに身を包んで大きな期待を背負ったが、前半のうちにトップの座を明け渡した。

後半は14番(パー5)でブラッドリーがボギーをたたいた直後の2ホールが痛恨。15番は1.5mのパーパットを外し、16番では2mのチャンスを逃した。最終18番(パー5)のバーディでスタート時のスコアに戻すのが精いっぱいだった。

タイトルは2019年2月「WMフェニックスオープン」が最後。長引く不振でかつて4位まで上げた世界ランキングを160位まで落としての今週だっただけに、久々の優勝争いがポジティブな戦いであったことは間違いない。長年のキャディと袂を分かち、かつてのスイングコーチであるブッチ・ハーモン氏と再タッグを結成して臨むシーズン。「(最終日の)バックナインでどれだけチャンスのある位置にいられるかが大事。今ようやく正しい方向に向かっている」と顔を上げた。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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