ZOZOチャンピオンシップ スコア一覧
2022年 ZOZOチャンピオンシップ
期間:10/13〜10/16 場所:アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)
イーグル締めで残った希望 中島啓太「人生を変えられるような1日を」
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(15日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7079yd(パー70)
初めてスコアが動いたのは後半17番。1Wショットを右に曲げてもセカンドでグリーンを捉えたが、3パットボギーが先に来た。中島啓太は「ホントにもったいない1打」と悔しがりながら、最終18番(パー5)のティイングエリアで前の組のプレーを待つ間に気持ちを切り替えた。
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「(悪い流れのまま)簡単にパーで終わったら情けない。バウンスバックをできなかったら、ここ(PGAツアー)で戦えない」。左コーナーにあるバンカーの上を狙ってストレートな弾道で打ち切った1Wショット、残り245ydから5Wでカットしたセカンド、最後に少しだけスライスするラインを打ち切った12mのイーグルパットとすべてがかみ合い、力強いガッツポーズで締めくくった。
首位と3打差5位スタートから16個のパーが並んだプレーにも成長を実感する。セカンドを林に打ち込みながらしのいだ6番(パー5)、やはり右の林からグリーン左に運んでフワリと浮かせた寄せで耐えた15番といったディフェンス面はもちろん、バーディ逃しの内容も悪くはなかったという。
「ソニーのときも、いい位置で迎えながら3日目のピンポジションに対して攻めきれずに遠い方、遠い方に行ってしまった。アマチュアだった1月にスポット参戦したPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」では5位スタートの3日目にオーバーパーをたたいて後退し、涙を流した。「きょうは(セカンドで)しっかり打つべきところに打って、バーディパットを打ち続けられた。ピンチをしのげた部分も含めて成長はしていると思います」とうなずく。
首位と6打差の通算8アンダー14位。2日目にツアー自己ベスト「63」をマークしたこと、力強いイーグルフィニッシュから最終日を迎えられることが、22歳の言葉に熱をもたらす。「自分が完璧なゴルフをして、いいところで終わることができたら、来年プレーする場所も変えられると思う。チャンスはあると思うので、人生を変えられるような1日を目指して頑張ります」と野心を隠すことなく言った。(千葉県印西市/亀山泰宏)