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オークモントの深いラフに捕まったら、もうおしまい!?/全米オープン

今週開催されるメジャー第2戦「全米オープン」。ショートゲームに関して、フィル・ミケルソンのコーチを務めるデイブ・ペルツに、ミケルソンやオークモントの10番ホールについて話を伺った。

記者
「ミケルソンは、あなたと一緒にオークモントで練習を行っていた時に手首を痛めたとのことですが、どういった状況だったのでしょうか?」

デイブ・ペルツ
「私達は、かなり前からこのコースで練習していました。そして、フィルが練習の最中に、突然、“痛い”と叫んだわけではありません。今日、フィルが記者会見で言っていた通り、長い期間にわたって痛めていた手首が、さらに悪化してしまっただけだと思います。私は今日、コースを歩きながら何人もの選手と話をしていましたが、その中には手首の故障に悩んでいるプレーヤーが6人いました。オークモントは、液体肥料が使われるようになって以来、ラフの茎がとても丈夫になり、クラブが芝にからまないように打つのは、かなり難しくなりました。こんなに手強いラフは見たことがありませんし、選手にとって恐ろしいハザードとも言えますね。」

記者
「選手はみんな“ラフとフェアウェイバンカーからは、直接グリーンを狙えない”と言っていますよね。ミケルソンのように、手首をかばうため実際にラフから打つ練習をせずに、木曜日のファーストラウンドを迎えたとしたら、どれだけ不利になると思いますか?」

デイブ・ペルツ
「練習したか否かに関わらず、ラフに捕まるたびに大きな代償を払うことになるでしょう。それほど厳しいですからね。“全米オープン”で使われるコースでは、ボールがグリーンからこぼれても、難しくないチップショットが残ることもありますが、オークモントでそんなホールは3番だけです。それも、グリーンオーバーとならなければ、ボールが集まるコレクションエリアや、セミラフからのアプローチとなります。しかし3番以外のホールでグリーンを外すと、深いラフに捕まってしまいます。もちろん、フェアウェイも手強いラフに縁取られています。ティショットでラフに入れるぐらいなら、フェアウェイバンカーに捕まった方がいいと思うコースはありますが、バンカーに捕まってもおしまいと感じるコースは、オークモントが初めてですね。フェアウェイの左右にあるバンカーはとても深く、グリーンを狙うことはまず無理だと思います。」

つまり、全く逃げ場のないコースということ。そんなオークモントで、デイブ・ペルツは10番ホールを「アメリカで最も難しいパー4」と呼んでいる。

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