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2022年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/19〜05/22 場所:サザンヒルズCC(オクラホマ州)

ダボ発進で「心が折れそうに」 星野陸也は逃した全米オープン切符に挑戦

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(22日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

平均スコア「72.519」とオーバーパーを記録した3日目に12人しかいないアンダーパー「69」をマークした星野陸也。世界ランキング66位から、6月「全米オープン」の出場目安となるランク60位以内への浮上を目指してスタートした最終日は出だしで大きくつまずいた。

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1番で3Wのティショットが大きく左へ。少しつかまった感覚はあったものの、予想外だったのは横風の強さ。「練習場では、全く吹いてなかった。こんなに強いわけあるのかなって」。急激なコンディションの変化にミスが重なって冷静さを失い、ラフからのセカンドを寄せにくい左手前に外すと、アプローチもグリーン左にこぼしてダブルボギー。目標のジャンプアップが遠のくスタートに「心が折れそうになった」と気落ちした。

1Wショットが大きく左に行った2番でもボギー。前日までの3日間でダブルボギー以上のホールは初日4番だけだったが、8番(パー3)ではトリプルボギー。気持ちを切り替えたサンデーバックナインをパープレーで乗り切ったものの、「76」で順位を落として終えた。

2年連続2度目の全米プロで初めて4日間をプレー。「やってきたこと、チャレンジしてきたことも、この難しい舞台に来ないと、それがどう生きるか分からない部分がある。4日間戦えることで、次に向けて(より)向上心も生まれる」と総括もそこそこに、気持ちを23日(月)の全米オープン最終予選会(テキサス州ダラス)に向ける。

昨年カリフォルニア州の会場で切符を勝ち取ったときは、全米プロを終えてからも米国にとどまり、入念にコースで下見を済ませていた。今年は直前まで国内ツアーを戦って今大会に乗り込んだため、2コースを使用する36ホールにぶっつけ本番で臨むことになる。

マット・クーチャーキム・シウー(韓国)といったPGAツアーの実力者も数多くエントリーしている会場。「ぶっつけ本番とか、プロになってからなかなかない。どこまで行けるか、楽しんでやりたい」。今週ゲットできなかった出場権をつかみにいく。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)

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