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日本ツアー優勝経験のあるキム・ソンヒョン 米下部から来季PGAツアーへ

日本ツアーで一躍名をあげた韓国の23歳、キム・ソンヒョンが来季のPGAツアー参戦をほぼ確実にした。今季から米下部コーンフェリーツアーに参戦し、8日閉幕した「サイモンズ・バンクオープンforスネデカーファンデーション」(55位)を終え、来季PGAツアー出場権を決めるツアーのポイントレースで目安となるボーダーラインを越えた。

コーンフェリーツアー11試合を終えて、キムは905ポイント(pt)で全体2位につけている。昨季はコロナ禍で2020年―21年が1シーズンとなったため、19年シーズンの成績でみると16位相当。予想される今季のボーダーは900ptとされ、出場権を確保できる上位25人に入る見込みだ。

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1998年生まれのキムは18歳でプロ転向。プロ2年目の2019年に日本ツアーに参戦、同年の下部AbemaTV(現ABEMA)ツアーで出場3試合目にして優勝した。翌20年はコロナ禍による渡航問題に苦しむも韓国ツアーで勝利を飾った。21年5月の日本のレギュラーツアー「ゴルフパートナー PRO-AM」最終日にツアー最少ストロークに並ぶ「58」をマークしてその名を知らしめた。同年7月の国内メジャー「日本プロ」を制覇。米挑戦に狙いを定めてきた。

コーンフェリーツアーでは2度の2位を含む4度のトップ10入りを果たしており、予選落ちは2試合のみ。ここまで「孤独な旅だった」と振り返る一方、アジア勢最多に並ぶ米ツアー8勝を誇るチェ・キョンジュのサポートを受け、「時には宿泊場所や練習場所の提供や、手料理、練習方法や目標設定などPGAツアーで成功するためのアドバイスと自信をくれた」と感謝する。

残すところ15試合となるなか、米国での初勝利も期待されている韓国の新星。ツアーのポイントランキング1位の選手のみに与えられる来年の旗艦大会「ザ・プレーヤーズ選手権」の出場権獲得が「間違いなく次なる目標だ」と語っている。

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