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「夢だったとは言わない」 68歳ハースが最高齢の予選通過

◇米国男子◇チューリッヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ 2日目(22日)◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7425yd(パー72)

PGAツアー唯一のダブルス戦で、ツアー9勝シニア18勝の68歳ジェイ・ハースが金字塔を打ち建てた。

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39歳の息子ビル・ハースとタッグを組み、フォアサム(ひとつのボールを交互に打つ)で4バーディ、3ボギーの「71」。通算8アンダー29位のカットライン上で予選を通過した。

68歳4カ月20日での予選通過は、サム・スニードが持つ米男子ツアーの最高齢記録(67歳2カ月23日、1979年ウェストチェスタークラシック)を更新した。

「週末にプレーできればうれしい。夢だったとは言いません。なぜなら、私たちはボールは打ったところに飛んでいくものだと思うから。良いショットが打てればそれでいいんです」

右サイドに池が構える最終18番(584ydパー5)ではジェイが271ydのティショットでフェアウェイをキープ。続けてビルが195ydほど運んだ。ジェイがグリーンに乗せ、ピン左14mからビルが1mまで寄せた。そして、ジェイが週末を引き寄せるパーパットを慎重に沈めた。

ダブルス戦と個人戦の違いはあるが、タイガー・ウッズと並ぶツアー82勝を誇るスニードの大記録を破り「サム・スニードに少しでも近づけるようなことがあれば、それはとても特別なことだと思うよ」と喜びをかみ締めた。

週末に向けてビルは「今回もただ挑戦するためだけに出場したわけではない。いいショットを打てば、きのうもきょうも年齢は関係ない」と意気込んだ。計107歳のハース親子の冒険はまだまだ続く。

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