ディフェンディングチャンピオン松山英樹の公式会見/一問一答
2022年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
「プレッシャーは少ない」マキロイは今年も生涯グランドスラムに挑戦
2022/04/06 09:00
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)
メジャー4勝のロリー・マキロイ(北アイルランド)は今年もキャリアグランドスラムをかけてティオフする。2014年にメジャー3タイトル目を取ってからは8回目の挑戦(出場14回目)だ。
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例年とは違い、前週の「バレロテキサスオープン」を最終調整の場にするスケジュール。カットラインに1打及ばず予選落ちしたが、「終盤に分かったことがあった」と“宿題”をフロリダの自宅に持ち帰って週末に練習し、状態を整えて乗り込んできた。
まだ21歳だった2011年、マキロイはオーガスタの女神にそっぽを向かれた。4打差の首位で迎えた最終日の後半に崩壊し「80」をたたいて15位。キャリアを振り返り、11年前と今とを比べると、「プレッシャーは少なくなってきている。ゴルフが人生の全てだったときとは今は違う」という。一昨年にエリカ夫人が第1子を出産。最近は試合会場で愛娘を抱きかかえて歩く姿もある。
「ただスタートして、ゲームプランに沿って、ガマンして、やるべきことを守る。オーガスタナショナルで必要なことをこなしていく」ことを攻略のカギに挙げた。
「2020年(5位)大会で優勝したDJ(ダスティン・ジョンソン)と予選ラウンドを回った。彼は確か2日間で12アンダー(※実際は通算9アンダーで首位タイ)。すごいスコアだけど、彼のプレーに僕は恐ろしさを感じなかった。振り返ってみると、正しいところにショットを置いて、パットを打ち、パー5でアドバンテージを取っていた。彼はコースが求めることすべてを正しくやっていただけなんだ」
タイガー・ウッズの事故からのカムバックを喜びつつ、今週は「様々なニュースから自分の身を守ろうとしている」と喧騒と距離を置いている。前日は午後3時過ぎにウッズがジャスティン・トーマス、フレッド・カプルスと練習ラウンドを開始し、場内が騒然となった。「その時、僕たちは9番ホールのグリーンにいたんだ。おかげで(ウッズらがいない)バックナインは静かに過ごせたよ」。穏やかな心境で偉業に忍び寄る。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)