ジョン・ラームは5月開催よりも3月のほうが相性が良さそうなザ・プレーヤーズ選手権(Mike Ehrmann/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 初日（10日）◇TPCソーグラス（フロリダ州）◇7256yd（パー72）

“第5のメジャー”と称されるPGAツアーの旗艦大会。その位置づけは世界ランキング1位のジョン・ラーム（スペイン）にとっても同じだ。「（4大メジャーに続いて）5つ目のメジャーをやるとしたら、ここ（TPCソーグラス）がいい。メジャーに最も近いタイトルだと思うよ」

＜＜　下に続く　＞＞

2016年にプロ転向した27歳は、これが5回目の出場。5月開催だった最初の2回は予選落ちと63位だったが、3月開催となってからの2回は12位と9位。「まったく違うゴルフ場になるんだ。少し寒く、少し湿り気がある3月の方が、僕のゲームには合っていると言えるだろう。3月になってからは、良い成績が続いているんだ」と好相性にうなずく。

今季はパットのスコア貢献度がツアー135位となっているが、意に介さない。「これだけグリーンを外さなければね。そんなに（ショートゲームも）悪くないんだけど…」。ティショットの貢献度、パーオン率（76.28%）ともトップ。ショット面の数字は間違いなく世界ナンバーワンの実力を証明している。

雨のためスタートが遅れ、悪天候でさらに4時間14分の中断を挟んだこの日は3アンダー「69」で暫定11位と上々のスタートを切った。シーズンを通したスタッツは苦戦を示していたパットのスコア貢献度も「＋2.402」でフィールド8位。「グリーンのスピードに合わせようとしたら、見事にうまくいった。技術的なことにフォーカスしすぎず、感覚的な部分に集中できた」と胸を張った。（フロリダ州ポンテペドラビーチ／亀山泰宏）