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2022年 WMフェニックスオープン
期間:02/10〜02/13 場所:TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)

スタンドにグッズ投げ入れ 喧騒好きなケプカは5ラウンド続けて「66」以下

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 2日目(11日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

ブーイングはできれば聞きたくないが、処理能力の高さは実証済みだ。ブルックス・ケプカが2日続けて「66」をマークし、ザンダー・シャウフェレと並び通算10アンダーの2位で大会を折り返した。優勝した昨年の第2ラウンドから「66」以下でのラウンドを5回続け、コースとの相性の良さを今年も見せつけている。

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午後のスタートで前半3番(パー5)から2連続バーディを先行させ、リーダーボードの上位に居座った。「ティショットが良い。ドライバーショットが思うように打てている」と第1打でアドバンテージを確保。8番を3パットボギーにした後、すぐに9番から再び2連続バーディを取り返した。

“スタジアムホール”の後半16番(パー3)をパーで終えグリーンをおりると、自身の基金のグッズである帽子やウェアをスタンドに投げ入れた。安全上の問題から数年前に禁止されたこともある演出にファンは大喜び。ケプカ自身も「初めてやってみたんだ」と普段の競技とは違う時間を楽しんだ。

パッティングのタッチを週末への課題に挙げながら、ホールアウト後の口も滑らか。「今は晩御飯のプライムリブ(牛肉のロースト)のことを考えている」とジョークを飛ばす。

過去2勝、期間中数十万人を集める大会が好きで仕方がない。「この騒がしさがイイ」。鈴なりの観衆を見ると血が騒ぐ。「似ている大会? ニューヨークでのメジャーだろう。ニューヨークのファンは騒がしいし、良いプレーをしていると(声援が)頼もしいけれど、調子が悪くなると、何が周りで起こっているか教えてくれる」

ケプカが持つ4つのメジャータイトルのうち、2018年「全米オープン」(シネコック・ヒルズGC)、19年「全米プロ」(ベスページ州立公園ブラックコース)がニューヨークの喧騒のなかで勝ち取ったものだ。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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