松山英樹がプレーオフ制し今季2勝目 アジア勢最多ツアー8勝目【ハイライト動画付き】
2022年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/13〜01/16 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
アジア最多勝更新に王手 松山英樹が切り開いてきた歴史
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(16日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
2打差2位から出た松山英樹がラッセル・ヘンリーとのプレーオフを制して昨年10月「ZOZOチャンピオンシップ」に続く今季2勝目を挙げた。ツアー通算8勝目は“K.J. Choi”ことチェ・キョンジュ(韓国)と並んでアジア勢最多。日本人としてはもちろん、アジアでも第一人者として道を切り開いてきた戦いを振り返る。
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■2011年 震災直後の奮闘
前年「アジアアマ」を制し、日本人アマチュアとして初めて「マスターズ」に出場。東日本大震災からわずか1カ月後の挑戦で4日間を戦い抜き、27位でローアマチュアに輝いた。2年後には中国のグァン・ティンランがローアマ。アジア勢の先駆けは松山だった。
■2016年 大舞台で7打差V
中国で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」でアジア勢としては初めて世界選手権シリーズ(WGC)を制した。単独首位から出た最終日も手綱を緩めることなく、後続に7打差の圧勝劇。PGAツアー3勝目で丸山茂樹と並んで日本人最多タイとなった。
■2017年 世界1位が現実味
前年10月に始まったシーズンからツアー外競技を含めて日米5勝をマーク。2月の時点で世界ランキングを日本人最高に並ぶ4位まで上げると、2位に食い込んだ6月「全米オープン」後にはランク2位に上昇。アジア勢初の世界ランク1位へ、一気に機運が高まった。
■2021年 ゴルフの祭典制覇
4月「マスターズ」で日本人初となるメジャー優勝の悲願を達成。アジア勢としては2009年「全米プロ」のY.E.ヤン(韓国)以来2人目のメジャータイトル獲得となり、アジア人として初めてグリーンジャケットに袖を通した。
■2022年 記録更新に王手
1月「ソニーオープンinハワイ」でアジア勢最多に並ぶPGAツアー8勝目。フェデックスカップポイントランキングでも1位に浮上した。8月まで続く長丁場のシーズンとはいえ、年間王者戴冠となれば、やはりアジア勢初の偉業だ。