今週キャディを務めるのはクリス・ジョーンズさん。中島啓太は首位と6打差40位からのスタート

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 初日（13日）◇ワイアラエCC（ハワイ州）◇7044yd（パー70）

2022年初戦の第1打、世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大3年)は堂々と1Wを振り抜いた。「狙い通りの軽いフェードボール」はフェアウェイど真ん中へ。「集中していけるように気を遣いながら回りました」というプロ顔負けの落ち着きぶりで、そのままバーディを奪ってスタートした。

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前半はピンチも拾いながらボギーなしの3バーディ。「いつ(悪い)流れに変わってもおかしくない」と慎重なゲームメークを心掛けていた。9番のティショットは左サイドにあるホール間を仕切るネット付近にボールを落としたが、ルールを確認したうえで無罰で救済を受け、バーディを奪った。

2022年発売となるテーラメイドの新作を握った

後半11番のパー3でグリーン奥のペナルティエリアに入れてボギーを喫したところは反省点となったが、「本当に一打、一打、気持ちを込めて打てた。後悔するような一打はなかった」。集中力を切らさなかったラウンドに充実感を漂わせ、準備を大切にしてきた姿勢に“矜持”を見せた。

今大会からテーラーメイドの最新モデル「ステルス」の1Wと3Wを実戦投入している。「悪くないですし、試合でも使えている。特に1番とか13番とか難しいティショットもフェアウェイに置けたので自信をもって使えるかな。飛距離自体は前の『SIM2』も飛んでいたので(大きく差は)感じないけど、新しいヘッドにワクワクしながらプレーしています」

ホールアウト後の面持ち。頭をフル回転させて集中力を切らさなかった

第2ラウンドは午前8時30分に10番からティオフする。「明日も自分の基準を高めていけるように、成長していけるようにしたい。後悔がないように一打、一打気持ちを込めて、作ったリズムを崩さないように回れれば、いい結果になるかなと思います」と悠々たる面持ちで意気込んだ。(ハワイ州ホノルル／石井操)