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「毎年、迷路」のラスベガス 松山英樹は今年も爆発的優勝スコアを予想

◇米国男子◇シュライナーズチルドレンズオープン 事前情報(5日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)

「毎年、ここに来るときは迷路に入っている」と言う。松山英樹は10位に入った2014年以降は当大会の出場機会も少なく、前年は決勝ラウンド進出を逃した。若手を中心にスタートダッシュを狙うシーズン序盤戦にはあまり良い思い出がない。

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予選カットラインが通算7アンダーだった昨年、松山は5アンダーでフィニッシュした。「(通過は)5アンダーかな、6アンダーくらいかな…と思っていたら、“論外”だった」。ショット、パットともに振るわず、2日でコースを去った。

今週は9月の開幕戦「フォーティネット選手権」のあと、2週のオフを西海岸で過ごし、心身にたまった前シーズンの疲労を解消してきたところ。「すごく疲れていたので最初の1週間はほとんど練習しなかった」という。「先週、少しずつ再開して良い感じで来られていると思うので、それをいかに試合につなげられるか」。今年は少なくとも“迷路”のなかにいないことが救いだ。

開幕2日前は午後からアウト9ホールでコースチェック。「去年よりもフェアウェイ、グリーンが軟らかい」という印象を持った。前年は通算23アンダーでプレーオフだったが、松山は「例年以上(のロースコア)になるのかな」と予想する。当地の標高に加え、乾燥地帯で普段よりも飛ぶボールの距離合わせもキーポイント。「上位で戦うためには1日5アンダー以上は求められる」と目標を設定した。

直近の試合ではロングゲームとショートゲームのかみ合わせの悪さが課題だった。この日は1Wショットへの不満を口にしても、「きょうの練習の感じだったら、うまくいっている」と、復調の兆しを信じた。(ネバダ州ラスベガス/桂川洋一)

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