65億円超のボーナス争奪戦がスタート 松山英樹は8年連続ファイナルへの戦い
2021年 ザ・ノーザントラスト
期間:08/19〜08/22 場所:リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)
「悔しかった」オリンピック欠場 ラームが2度目陽性から復帰戦
◇米国男子プレーオフ第1戦◇ザ・ノーザントラスト 事前(17日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7410yd(パー71)
世界ランキング1位ジョン・ラーム(スペイン)が米国でプレーするのは、優勝した6月「全米オープン」以来となる。直前「ザ・メモリアルトーナメント」で3日目に6打差首位に立ちながら、新型コロナウイルス陽性と判定されて棄権を余儀なくされた2カ月前。陽性判定からの復帰戦という点では今回も同じシチュエーションだ。
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2度目の陽性では「東京五輪」を欠場することになり、「メモリアルのときよりも受け止めることは難しかった。悔しいよ。自分のためではなく、母国のためにメダルを獲りたかった」と胸中を明かす。
7月「全英オープン」を終え、同22日から3日連続で受けたPCR検査で最後に出た陽性判定。3日目に再び受けた検査でも陽性だったが、さらに翌日から2日間の検査では陰性だった。それでも、日本への渡航はかなわなかった。「何が起こったのか、うまく説明できない。偽陽性だったのか、1回目に発症したときのウイルスの死骸が残っていただけなのか…」
症状もなく、モヤモヤは募ったが「僕の身近にいた人たちが苦しんでいることを知っている。だから、僕は新型コロナを軽く見るつもりは全くない」とも言った。
当初のスケジュール通り、オリンピック翌週の「WGCフェデックスセントジュード招待」もスキップして臨むプレーオフシリーズ。「肉体的にも精神的にも、ほかの人より休めているのは強みになるかもしれない。ここから3週間、年間王者になれるように頑張るよ」と気合をみなぎらせた。(ニュージャージー州ジャージーシティ/亀山泰宏)