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“キャプテン・アメリカ”の誇りを胸に 代役リードは開幕直前にTOKYOへ

◇米国男子◇3Mオープン 最終日(25日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd(パー71)

「オリンピックのことで話がある」。パトリック・リードがそんなメッセージを受け取ったのは、3日目のプレーを終えてスコア提出所にいるときだった。

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言われるがまま協会幹部に電話をかけると、ブライソン・デシャンボーの新型コロナウイルス感染が判明したこと、リザーブ(補欠)である自身が東京五輪の米国代表になることを聞かされた。

そこからは時間との闘い。日本行きの飛行機に乗る前には24時間の間隔を空けて3回の検査を受け、陰性を示す必要がある。24日(土)の夕方に最初の検査を済ませ、試合を終えた最終日の後はいったん拠点のあるテキサスへ。残る2回の検査をクリアしつつ、27日(火)午前のフライトでサンフランシスコを経由して東京へ向かう予定だ。

日本到着は開幕前日、28日(水)の午後となる見込み。練習ラウンドでコースチェックをする時間もない。

それでも、「母国のためにプレーできるのであれば、なにがあろうと、どこであろうと、戦いたい。ファンから“キャプテン・アメリカ”という名前を与えてもらったとき、それが僕の責務であるようにも感じたんだ」。欧州選抜との対抗戦「ライダーカップ」で見せたメンタリティから定着したニックネームにかけて、迷う余地などなかった。

11位だった2016年のリオデジャネイロ大会に続く五輪出場。「オリンピックに2度出場した選手と名乗れるのは素晴らしい。国を代表して、金メダルを目指してプレーできることは、とても光栄だ」。一貫して高いモチベーションを示した。

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