松山英樹、さらなる進化へ「少しずつ近づけたら」
2021年 ロケットモーゲージ・クラシック
期間:07/01〜07/04 場所:デトロイトGC(ミシガン州)
優勝予想は“自己ベスト”の13位 小平智「楽しく試合ができている」
◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 事前情報(29日)◇デトロイトGCノースC(ミシガン州)◇7370yd(パー72)
直近4試合で、トップ20入りが3度。4戦連続予選通過中と好調なプレーを見せている小平智。前週は初日に「63」で首位発進を決めたこともあり、今週の優勝予想(パワーランキング)では「(3週前の)パルメットで15位だったけど、たぶん自己ベスト」という13位に推されている。
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難コース・クエイルホロークラブの「ウェルズ・ファーゴ選手権」で11位、その翌週にはTPCクレイグランチでの伸ばし合いとなった「AT&Tバイロン・ネルソン」で13位。タイプの違う両コースで好成績をマークして、調子の良さが確かな自信へと変わっている。
「バイロン・ネルソンでパターを変えてからイメージが良くなって、それからパター練習も楽しくなった。前から調子は悪くないのにスコアが出ないっていう状況が続いていたけど、最近はスコアが出るようになってきたので、自分でも気持ちよく、楽しく試合ができています」と頼もしい。現在使っているスコッティキャメロンの新パターは、小平のリクエストで、ネック部分を細く平らにしてもらっている。
現在、フェデックスカップランクは144位。今週、そして「ジョンディアクラシック」、「バーバゾル選手権」、「3Mオープン」と続く連戦で、来季のシード獲得となる同125位以内を目指したいところ。「それ(シード権)は頭にありますけど、あまり意識せずに1試合、1試合、一生懸命やるだけだと思うので、悔いのないようにやっていきたい」と地に足をつけている。
「アメリカで切るのがちょっと怖い…」と髪も(ヒゲも)伸びたワイルドな風貌に、日焼けした肌。日々のトレーニングで胸板も厚くなった。米国で揉まれ続けている31歳が、たくましさを増してきた。(ミシガン州デトロイト/今岡涼太)