ジャズ・ジェーンワタナノンドはコロナ禍でベイヒルのメンバーになっていた(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 3日目（6日）◇ベイヒルクラブ＆ロッジ（フロリダ州）◇7454yd（パー72）

日本ツアーでのプレー経験もあるジャズ・ジェーンワタナノンド（タイ）が後半13番（パー3）でホールインワンを達成した。「7Iで力強くいくか、6Iでソフトにいくか」迷った末にキャディのアドバイスで後者を選択。“ホームコース”でのエースを喜んだ。

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新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが中断された昨年3月「プレーヤーズ選手権」の後、タイの水際対策により母国に帰れなくなった。そこで頼ったのがPGAツアー2勝を挙げた友人で、フロリダ州オーランド在住のダニエル・チョプラ（スウェーデン）。

チョプラはこのベイヒルクラブ＆ロッジに住んでおり、数日間お世話になるつもりだったが、いつの間にかその期間は数カ月に…。そのため自身も「4、5カ月」コースのメンバーになった。フロリダ州内でのミニツアーにも出場してシーズン再開を待つ中、ベイヒルで何度もプライベートラウンドを行ったが「ホールインワンは一度もなかった」という。

2日目にはフィールドベストの「65」をマーク。この日の「69」で、通算7アンダーの7位に浮上した。「あしたは晴れるはずだから、コースの攻め方も少し変わる。ピンをより攻められるだろうけれど、フェアウェイに置いて、グリーンを攻める同じプランで」。首位と4打差で最終日に入る。（フロリダ州オーランド／桂川洋一）