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2021年 WGCワークデイ選手権
期間:02/25〜02/28 場所:ザ・コンセッションGC(フロリダ州)

「3パットなし」が225ホールで途切れる 松山英樹はグリーンで後退

◇世界選手権シリーズ◇WGCワークデイ選手権 最終日(28日)◇ザ・コンセッションGC (フロリダ州)◇7474yd(パー72)

優勝争いをする一日としては「残念だった」の一言に尽きる。5打差の7位から首位を追った松山英樹は3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし通算8アンダーの15位で終えた。ショットの復調と引き換えに、グリーン上での状態の後退が響いた。

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ウィークデーに好調だったパットが要所で決まらなかった。出だし1番で3m弱を外してボギー発進。3番(パー5)でバーディを取り返した後、5番のボギーが痛すぎた。10m近い下りのバーディパットを2mオーバーさせ、返しもカップ脇を通過。「なんであんなにパンチが入ってしまったのか。返しも入れば問題なかったが、1番ホールのパーパットと同じようなミスをしている」と、上位を追う立場としての大きなミスを悔やんだ。

松山が3パットを喫したのは1月末の「ファーマーズインシュランスオープン」の初日(後半4番)以来。直前までの「3パットなし」の連続ホールが、継続中の選手としてはツアーで最も長かった225で途絶えた。「勝負にならなかったのはパッティング。初日、2日目と良いのが出始めたところで、スコアが良くなるとこう崩れるのは精神的なもの、技術的なものがズレている」と細部にこだわった。

最終18番でダブルボギーフィニッシュを招いたフェアウェイからの2打目、グリーン手前の池に入れたアイアンショットが「状態を物語っている」と言った。“ここぞ”の場面、「優勝争いの状況で、自分の思うようなパッティングも、ショットもここ何年もできてない」。スイングを見直しているのも、重圧の中でのプレーを力強くするためだ。

「その中で少しずつ進歩している部分はある。ノーマルなショットに関してはだいぶ良い感じになってきている」と、課題はより鮮明になった。

次週は同じフロリダ州内、自宅のあるオーランドでの「アーノルド・パーマー招待」(ベイヒルクラブ&ロッジ)。「ショットに関しては先週(ジェネシス招待)悪くなったものを今週ある程度までは戻せた。ただ、パッティングは一回崩れるとなかなか元に戻せない状況。ここ何年も続いている問題。(目澤秀憲)コーチと相談しながら初日、2日目と、きょうと何が違うのか考えながらできたら」。タフなビッグトーナメントは続いていく。(フロリダ州ブラデントン/桂川洋一)

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