「ジェネシス招待」リーダーボード
2021年 ジェネシス招待
期間:02/18〜02/21 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
好パット連発 松山英樹「うまくしのげた」7打差発進
◇米国男子◇ジェネシス招待 初日(18日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)
「『仕上がった』と思ってスタートしたらぜんぜんダメだった」というラウンドをパットが支えてくれた。ストローク・ゲインド・パッティングは前週までの「-0.481」(全体193位)に対し、この日は「+2.703」(9位)。松山英樹のイーブンパー47位でのスタートは、長らく続くグリーン上での苦悩からひと時でも解放されたからだった。
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18ホールでもっとも難度が低い1番(パー5)でパーを奪えず、続く2番をボギーにする厳しい滑り出し。ハイライトの多くはピンチをしのぐシーンがつくった。8番で4mを沈めてパーを拾い、6mを決めた10番で最初のバーディを奪った。
不満は「グリーンに行くまでの全部」。ティショットのフェアウェイキープ率は50%、パーオン率は55.56%とショットは普段とは別人のよう。12番では第1打から右サイドの木に阻まれボギーで再び後退した。
ズルズルと悪い流れを引きずりそうだった終盤16番(パー3)、5mのパーパットをねじ込んだ。グリーン右手前バンカーからの第3打を寄せた17番(パー5)でバーディ。最終18番は4mのフックラインを読み切ってパーで締めくくった。
カリフォルニア州内で過ごした前週は首に痛みが出るなどしたが、オープンウィークでの調整にも余念がなかった。「先週やってきたことがうまくできた。きょうは『入る』という形で出て良かった。これが『入る、入らない』ではなくて、しっかりと続けられるように」。つかみかけている手ごたえを確かなものにしたい。
「うまくしのげたのはしのげましたけど、ちょっと先が思いやられるような内容だった感じがある」と悩みの矛先はいったんショットに移った。
週末の猛追で5位に入った前年大会も初日のスコアは「71」。自己最高の4位だった15年も「70」と出だしは低調だった。「ティショット(の精度)とセカンドショットの距離感がぜんぜん合っていない。そこを合わせられたら、もうちょっとストレスのないプレーができるんじゃないかなと思う」。午後にティオフする2日目のプレーまでは時間が多く残されている。