チーム・トーマスが優勝 ウッズ親子は7位/エキシビションマッチ
赤黒ペアルックにそっくりガッツも ウッズ親子競演「一生忘れない」
◇米国男子(ツアー外競技)◇PNC選手権 最終日(20日)◇リッツカールトンGC(フロリダ州)◇6853yd(パー72)
11歳の息子、チャーリー君とともに赤いシャツと黒いパンツの“勝負服”に身を包みながら、タイガー・ウッズの胸中はどこまでも穏やかだった。「誰が勝っても気にならないくらい、とにかく楽しもうと思った。一緒に楽しむことが、プレーする理由だから」と笑った。
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大会史上最年少のプレーを見守るギャラリーの中には、チャーリー君の母親で2010年に離婚したエリンさんの姿もあった。10番で3mを沈めてバーディを奪うと、チャーリー君が力強く右こぶしを振った。ウッズがキャリアの名シーンで見せてきたガッツポーズをほうふつとさせる姿だった。
同組でプレーしたかつてのライバル、デビッド・デュバルは10番の光景を「スペクタクル(壮観)」と振り返り、「みんな変化し、成長し、成熟する。視点が変わり、人生の優先順位が入れ替わる。我々の誰もが5年前、10年前、15年前と同じ人間じゃない」と温かいまなざしで言った。
連日の「62」で通算20アンダー、優勝には5打届かず7位だった最注目ペア。ウッズは「言葉では言い表せない。チャーリーと一緒にこの経験をすることができた。それだけで一生忘れることのない思い出になった」と父としての喜びに浸った。
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