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2020年 ザ・CJカップ@シャドークリーク
期間:10/15〜10/18 場所:シャドークリーク(ネバダ州)

痛恨ロストボールも 松山英樹のジレンマと収穫「自分の期待に応えたい」

◇米国男子◇ザ・CJカップ@シャドークリーク最終日(18日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇7527yd(パー72)

首位と7打差10位から上位を追った松山英樹の日曜日は、早々にヤマ場が訪れた。3番で5.5mをキレイに流し込んでバーディを先行させたが、5番(パー3)で1.5mを外してボギー。続く6番では1Wショットを大きく左に曲げた。

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「行ったのは良くないところですけど、ピンを狙える位置だった」というセカンドショットは、木に当たった甲高い音を残した。数十ヤード先の深いラフに落ちたはずのボールを同伴競技者も含めて10人規模で“捜索”したが、見つからず。ロストボールとして元の場所から打ち直した後、2m強のダブルボギーパットも外れ、5オン2パットのトリプルボギーをたたいた。

「少しのミスというか、そういうところで、ダボに収めておけば…。前のホールのボギーもそうですけど、少しずつ悪い方向、悪い方向にいってしまったのかなって感じ」。前週から納得を口にしていたパッティングのストロークにも乱れが生じ、前半「40」として上位戦線で後れを取った。

「もっと上を目指しているところで、自分の期待と今の状態が伴っていないのが崩れてしまう原因なのかなって。最近、すごくそういう傾向がある。自分自身が期待しているところが大きくなったとき、うまくゴルフがかみ合わないというか。自分の期待が大きい分、ミスしたときの落ち込み具合もすごい」。徐々に積み上げているはずの手応えが、なかなか最終的な結果には結びついてくれないジレンマを語る。

それでも、懸命に闘志をつないだサンデーバックナインでは1Wショットが安定。「最近だったら、悪くなり始めたらずっと悪いというのが続いていた。最後、ティショットだけでも戻せたのは収穫かな」。最終18番(パー5)も納得の一打から意地のバーディで締め、通算6アンダー21位でフィニッシュした。

試合後は車で5時間ほどのカリフォルニア州ロサンゼルスに向けて出発。「練習なのか、自信なのか、もう少し考えて、自分の期待に応えられるように頑張りたい」。自らと向き合いながら、日本開催の昨年2位に入り、コロナ禍で舞台を移した「ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド」に臨む。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)

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