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異国で「サーフィン漬け」29歳マッカンバーのコロナ禍1カ月

◇米国男子◇コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権 2日目(25日)◇コラレスGC(ドミニカ共和国)◇7666yd(パー72)

職業はプロゴルファーだがゴルフより先に始めたサーフィンをこよなく愛す。そんなライフスタイルを持つ29歳、タイラー・マッカンバー(米国)がコスタリカ共和国に1カ月も滞在したのは、新型コロナウイルス感染が一気に拡大した今年春先のことだった。

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「立ち往生ってところだね。コスタリカからの便がなくなって国境が封鎖されたんだ」。苦笑いで明かした事の顛末によると、想定以上のスピードで拡大した感染症によりバカンスを楽しんでいた地に閉じ込められたのだという。「どうする?どうしようって」。片っ端から知人に電話した。

ある友人が同国のサーフィンで有名な地、タマリンドに家を所持していたためそこでお世話になった。「僕らがいた場所は治安も良かったし、みんなマスクをしていた。だから安心だった。ツアーが再開されるときに戻ればいいと思っていたくらいだ」。目の前には大好きな海があった。だから「ずっとサーフィンをしていた。相当したね」と満足気に笑った。

地元は大西洋に近い米国フロリダ州ジャクソンビル。3年前の冬場には、南半球オーストラリアとニュージーランドでサーフボードを持って6週間もヒッチハイクした。趣味は豊富でスカイダイビングにキャンプ、自転車のBMX。世界を旅して異文化を体験するとこも好きだという。

フロリダ大学を卒業後の2013年にプロ転向した本職では3部ツアーにあたるPGAツアー・ラテンアメリカとマッケンジーツアー(カナダツアー)でそれぞれ通算3勝を挙げた。19年に2部のコーンフェリーツアーでランキングトップ50になり、活躍の場をPGAツアーに広げた。

PGAツアー10勝のマーク・マッカンバーを父に持つサラブレッド。「71」と伸ばせず首位から通算8アンダーの9位に後退したが、トップとはまだ3打差。「風が強くなった影響は受けたけど、今のポジションには満足だよ。この2日間の勢いを止めずにプレーする」と海を眺めるコースでの初優勝を視界に入れた。

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2020年 コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権



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