勝負メシはうどん メジャー2戦目Vのモリカワが切り開く新時代
2020年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/06〜08/09 場所:TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)
7カ月3試合→8週間5試合 ウッズは連戦解禁で「全米オープン」へ
◇メジャー第1戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(9日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇7251yd(パー70)
タイガー・ウッズは5バーディ、2ボギーの「67」と今大会4日間の自己ベストで回り、通算1アンダー37位で終えた。「1週間を通じて、戦えると感じられた。金曜日と土曜日にもう少しパットを決められていたらと思うが、勝つことよりも負けることの方が多いのがゴルフだ」と冷静に総括した。
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濃い霧もかかっていた午前8時30分スタート。赤と黒、最終日おなじみの戦闘服に身を包み、7番までに3バーディを先行させる見せ場を作った。0.75インチ長くするなど新たなパターで臨んだ今大会。ストロークゲインドパッティングはフィールド49位の「-0.062」にとどまったが、不安の残る腰に負担をかけずに練習できる分、手ごたえは感じている。
新型コロナウイルス感染拡大によるツアー中断も挟み、2020年が始まってから7カ月で3試合にしか出場していなかったが、2週後に始まるプレーオフシリーズでは1年ぶりの連戦を組むことも示唆。最終戦の「ツアー選手権」まで進めば3連戦、その2週後には「全米オープン」が控え、出場機会を絞ってきた44歳には一気に過密日程となる。
「そのためにハードなトレーニングをしてきたんだ。(7月の)メモリアルに(5カ月ぶりに)出ることを決めたとき、そこから体に大きな負荷がかかることはわかっていたから、体力と持久力を維持できるようにやってきたんだ」
8週間で最大5試合。常にサム・スニードの記録を塗り替える83勝目への期待がついて回るレジェンドのシーズンが、いよいよ本格化する。