「ワークデイ・チャリティオープン」最終スコア
2020年 ワークデイ・チャリティオープン
期間:07/09〜07/12 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
良いところは数えるだけ…松山英樹は初の同コース連戦で挽回へ
◇米国男子◇ワークデイ・チャリティオープン 最終日(12日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)
5バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」。上位がロースコアを並べる中で、松山英樹は一進一退のプレーを強いられた。8位から通算8アンダーの22位タイに順位を落としてフィニッシュ。次週、同じ会場で引き続き行われる「ザ・メモリアルトーナメント」に向けて気合いを入れ直した。
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長い時間を曇り空の下で過ごし、松山は「ショットもパットも思うように打てず、いろいろ修正しようと思ったけどなかなか…。バーディの後に良いショットを打ってもボギーにつながったりすることが続いた」とため息交じりに言った。序盤4番で第1打を左のバンカーに突っ込んでボギーを先行、続く5番(パー5)ですぐにバーディを決めた。その後もアップダウンを繰り返す展開。折り返し直後の10番で第1打を右に曲げ、3パットも重なりダブルボギーでトップの背中がかすんだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった「ジョンディアクラシック」の代替試合として、急きょ設定された今大会。2014年に米ツアー初勝利を挙げた大会を翌週に控えて、同じコースで行われた。
4日間トータルのパーオン率79.17%は全体1位。ただ、パーオンを逃したのは予選2日間の3ホールに対し、決勝2日間は計12ホールと差が大きかった。2大会でセッティングに違いが出される予定だが、ジャック・ニクラス設計の18ホールが求めるショット力の高さを改めて痛感。「良いところも何カ所か、本当に数えるほどしかないけど…。来週も同じコースなので良い状態でプレーできれば、予選の2日間みたいにスコアを伸ばせる。良くないときのう、きょうみたいなスコアにつながってしまう」と思い知った。
悔やまれる結果のなかにも、308ydに設定された14番では1Wで鮮やかに1オンし、ピン奥1.5mにつけるスーパープレーもあった。「ショットが根本的にずれている。修正できればパッティングに集中できると思う」と、歴代優勝者のひとりとして迎える次週に目をやった。試合と試合の間に移動を伴わないのはキャリアでも前例がない。「今日の午後も(時間が)あるので、有効に使って来週に向けて頑張りたい」。バウンスバックを期した。