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3カ月ぶりの米ツアー再開初戦は「成功」 487検査のすべて陰性

2020/06/16 06:35

◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 最終日(14日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

数多の印象的なシーンの中から、PGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏は11日のティオフを今週のハイライトに選んだ。「木曜日(11日)の朝は本当に意義深い瞬間だった。たどり着くまでに信じられないほどのチームワークが必要だったし、みんなが睡眠時間を削って働いてくれた」。新型コロナウイルス感染拡大とともに時計を止めたゴルフ界が、再び動き出した瞬間をかみしめた。

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開幕前に実施した487のPCR検査はすべて陰性。選手はツアーの対策におおむね好意的な反応を示す。ベテランのジム・フューリックは「プレー中にキャディとソーシャルディスタンスを確保したりする部分は慣れていくまで少し時間がかかる。ただ、ツアーはみんなの安全のために多くの時間を費やし、素晴らしい仕事をしてくれた」。ジャスティン・ローズ(イングランド)も「(無観客で)欠けている要素も1つあるが、試合を開催してくれたことがありがたい」と話した。

選手たちもそれぞれの方法で感染防止を徹底。優勝したダニエル・バーガーはコース近くに家を借り、食事も家の中で済ませてゴルフ場との往復以外は外出をしなかったという。バッバ・ワトソンはロッカールームに入ったのも1週間で1度きり。道具の手入れなどは自身のキャンピングカーで行い、「選手、キャディ、ボランティア、ツアースタッフ、すべての人に安全な環境をつくる上で、これ以上を求めることはできないと思う」と語った。

モナハン氏は今後4試合継続する無観客での実施について、「私たち全員にとっての新しい現実」と表現した。「やるべきことはたくさんあるものの、疑いの余地のない素晴らしいリスタート」と誇った上で、本当の意味での成功は今後も安全なトーナメント開催を継続していくことだと強調。今週の経験を踏まえた手順を他の競技団体と共有していきたい考えも示している。

次戦「RBCヘリテージ」(サウスカロライナ州・ハーバータウンGL)への移動には、ツアーがチャーター機を用意した。搭乗を希望した選手とキャディは13日(土)にあらためて実施した検査結果を待って再開2戦目に向かう。

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2020年 チャールズ・シュワブチャレンジ



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