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2020年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード
期間:03/05〜03/08 場所:ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)

松山英樹は3年ぶり「80」の大たたき 「きょうは落ち込む」

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 3日目(7日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)

18ホールでパーはわずかに4つ。大荒れの展開に疲労感がにじむ。最終18番は1Wショットでフェアウェイをとらえながら、2打目をグリーン右手前の池に入れてダブルボギー。「良いショットで終われたら気分はあした頑張ろうと思えたけど…。きょう一日は落ち込もうかなと思います」とため息をついた。17位から出た松山英樹は4バーディ、8ボギー2ダブルボギーで今季ワーストの「80」をたたき、通算6オーバーの53位タイに後退した。

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風速10m/s以上の風が強弱をつけて吹き抜けたムービングデー。硬くなったグリーンにも多くの選手が翻弄され、全体の平均スコアは初日「72.554」、2日目「74.084」。そしてこの日は決勝ラウンドにもかかわらず「75.913」と3日間でもっとも悪くなった。

首位の背中を5打差から追った松山は、序盤の悪い流れを悔やんだ。出だし1番から3連続ボギーは懸命にアプローチを寄せながら、2.5m、1m、2mのパーパットを決めきれなかった。「決めどころの…。1、2、3番もぜんぶ、そんなに長いパーパットじゃない。どうしようもないボギーという感じではなく、パーをとれそうなところからボギーを3つ打ってしまった」

4番(パー5)からすぐに2連続バーディを取り返しながら、6番(パー5)で2mのパットを決めきれずボギー。7番ではバンカーの“目玉”から脱出させた後、3パットでダブルボギーにした。「そこからなかなか思うようにスコアにつなげられなくて。最後のほうはちょっと気持ちが切れてしまったという感じはあります」。フェアウェイキープ、パーオンはいずれも7回。ミスをショートゲームでカバーできなかった。

この日のベストスコアはマックス・ホマの「70」で、アンダーパーはひとりだけだった。ブルックス・ケプカがキャリアワーストの「81」をたたくなど、69人中8人が80台を記録した。そのひとりになった松山は、2017年2月の「ジェネシスオープン(現ジェネシス招待)」第2ラウンド「80」以来の“大台”となった。

優勝争いから脱落して最終日に向かう。「自分がうまくプレーできればアンダーパーで回ることができると思う。『80』を打って、バーディを4つ獲った人もなかなか珍しい(笑)。来週(ザ・プレーヤーズ選手権)、そしてマスターズも近いのでそれに向けて良いゴルフができるよう、きっかけが見つかるよう頑張りたい」。インタビューで「きょうは落ち込む」とこぼしながら、ホールアウト後のパット練習は欠かさなかった。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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