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2019年 プレジデンツカップ
期間:12/12〜12/15 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)

21年前のMVP 丸山茂樹が語る「プレジデンツカップ」展望

2019/12/10 07:30


世界選抜と欧州選抜による2年に一度の対抗戦「プレジデンツカップ」が12月12日(木)から、4日間にわたり開催される。松山英樹が4大会連続で出場する今年の舞台は、オーストラリアのロイヤルメルボルンGC。1998年と2000年大会に出場し、13年には副キャプテンとしてチームを支えた丸山茂樹が今年の展望を語った。

かつてロイヤルメルボルンの主役に

過去12回の開催で米国選抜が10勝(1敗1分け)と圧倒する中、世界選抜が唯一の勝ち星を挙げたのがロイヤルメルボルンで開催された1998年大会だ。日本からは丸山と尾崎直道が出場し、丸山はチームのポイントゲッターとして活躍。初出場ながらMVPに選出された。

「リンクスのテイストが入りながら、まっ平らではなく、若干アップダウンがあるのが特徴です。アリスター・マッケンジーが設計したコースデザインはバンカーが巧みに配置され、良いショットを確実に“その場所”に打っていかないと落とし穴につかまる。ボールが吸い込まれるようなコレクションエリアも難度を上げ、そこに外すと大きなトラブルになることもある。僕はそこで、あらゆるトラブルを回避できるようなアプローチを懸命に練習しました。芝質は、ハワイやフロリダのような野芝系、ティフトン系、バミューダ系が混ざった感じ。日本ではあまり経験できない芝と言えます」

松山英樹とコースの相性は

日本からは松山が初出場の2013年から4大会連続で出場する。ロイヤルメルボルンとの相性を含めた今年への期待値は?

「松山選手のピンポイントで打っていけるショット力の高さは、誰もが認めるところ。普通のコース状態であるならば合っていると思うけど、あそこはプラスして風がすごい。では、風との戦いにもなる『全英オープン』の成績がいつも良いのかと言えば、決してそうではない。ロイヤルメルボルンはただ良いショットを打っていくだけではなく、風に対してのボールの距離感や高さなど、すべてのコントロールが求められます。そのあたりがプレーにどう影響するかは、実際にラウンドしてみないと分からないところではありますね」

松山はこれまで「全英オープン」に7回出場し、最高成績は2013年の6位タイ。海外メジャーでは唯一、3回の予選落ち(16、18、19年)を喫している。さらに警戒ポイントとして加えるのが、オーストラリア選手も苦労するというクセが強い芝質だ。

「松山選手はどちらかと言うと、バミューダのアプローチを苦手としている。いつも『あまり好きではない』と言っているので、苦手意識が出なければいいと思います。僕はそのとき、ゴルフの状態がたまたま良かったし、何となくああいう芝質とグリーンが向いていた。オーストラリアで育った選手からもバミューダの芝質は(打ち方が)何が正解なのか分からないという声を聞きますが、松山選手はショットが本当に切れるタイプなので、世界のどんなコースに行っても対応できると信じていますけどね」

初めてアジア4カ国から 世界選抜メンバーの評価は

12人の世界選抜メンバーのうち、今年は日本の松山、韓国のアン・ビョンフンイム・ソンジェ、台湾のパン・チェンツェン、中国の李昊桐とアジア4カ国・地域から5人が出場する。台湾と中国からは初選出というフレッシュなメンバー構成となった。

「これからは、どんどん中国圏の選手が強くなると思う。国内のコースデザインは8割くらい米国のテイストが入っていて、世界のあらゆるコースに対応できる環境が整っている。だからこそ急激に伸びているし、いまの時代にそういう選手が現れても不思議ではない。でも、彼たちが急にスーパースターを目の前にしたとき、そう簡単ではないと思う。絶対に場慣れが必要になるし、心のどこかで『わあ、すげえな』 という感覚を抱いてしまう。今年のメンバーは海外ツアーに慣れた選手が多いので、そこは問題ないと思いますけどね」

「でも、選手層でいえば圧倒的に米国です。もちろん、小さな力がひとつになったときに大きな力に変わる可能性はある。これが見ていて面白いし、対抗戦の醍醐味でもあります。世界選抜は挑戦者ですから、プレッシャーは、勝って当然と思われている米国の方が大きいはず。グレッグ・ノーマンはいつも言っていました。『オレたちは挑戦者。アイツらをたたきつぶすんだ』とね」

エルスのキャプテンシー

今年は50歳のアーニー・エルスが初めて、世界選抜のキャプテンを務める。丸山が出場した2大会では選手として戦いをともにした、かつてのチームメートに見るキャプテンシーは?

「僕から見たアーニーは、あまり“熱いタイプ”ではないという感覚。そこが選手にはプラスに向く可能性はあります。僕は、問題はチーム内のコミュニケーションだと思っています。今の選手たちは、お互いにそこまで深い知り合いではないと思うし、全員がすごくコミュニケーションが取れるかといえば、松山選手も含めてなかなか難しいと思う。アーニーはタッチが柔らかくて選手も話しかけやすいだろうし、そこをうまくまとめてくれると思う。とてもクレバーな人ですから。周りにはアダム・スコットら兄貴分たちもいますし、話し合いなどもうまく進むと思います」

世界選抜は1998年大会を最後に勝利がなく、今年も世界ランキング上位をそろえる米国選抜の優位は揺らがない。劣勢を跳ね返すために求められる戦術とは?

「やはりキーになるのはパッティングだと思います。ロイヤルメルボルンはグリーンが本当に難しいですからね。傾斜や芝目がすごく強いし、スピードもすごく出る。僕のときは13フィート近かったので、そのスピードに耐えられるかでしょう。米国の選手もそれほど得意なグリーンではない可能性もあるので、世界選抜のメンバーはそのあたりをうまく利用できたらいいと思っています。いかに極めつけのパットを決めることができるか。そこが、すごく大事になると思いますね」

4日間の大会フォーマットは、初日から3日目までは2人ずつがタッグを組むダブルス戦。最終日はシングル戦で行われる。

「選手個々の実力では、どうしても劣ってしまう部分があると思うので、3日目までのダブルスでいかに頑張れるか。ダブルスでポイントを稼いでリードを保ち、シングルスで逃げ切る展開に持ち込むことが大事になると思います」

<世界選抜 主将アーニー・エルス
マーク・レイシュマン(オーストラリア)、松山英樹ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)、アダム・スコット(オーストラリア)、アブラム・アンセル(メキシコ)、李昊桐(中国)、パン・チェンツェン(台湾)、キャメロン・スミス(オーストラリア)、イム・ソンジェ(韓国)、ホアキン・ニーマン(チリ)、アダム・ハドウィン(カナダ)、アン・ビョンフン(韓国)

<米国選抜 主将タイガー・ウッズ
ジャスティン・トーマスダスティン・ジョンソンパトリック・カントレーザンダー・シャウフェレウェブ・シンプソンマット・クーチャーブライソン・デシャンボートニー・フィナウパトリック・リードゲーリー・ウッドランドタイガー・ウッズリッキー・ファウラー

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