中島啓太「一発で決める」来季の“職場”占う一戦へ クールな26歳が燃えるもうひとつの理由
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 事前(6日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)
PGAツアーの選手として、再び横浜CCに戻ってきた。練習ラウンドを終えた中島啓太は、「いや、うれしいですね。やっぱり日本でPGAツアーに出られるというのは特別な感じがする」と言葉に実感を込めた。参戦1年目。推薦で出場機会を得た本大会は、26歳にとって来季の“職場”を占う大切な一戦となる。
「自分はまだ、来年の職場が決まっていないので…」。年間ポイントランキングは現在125位。本大会を含めて残り6試合となったフェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)で100位以内に入り、来季の出場資格を確保する必要がある。「チャンスをいただけた。一発で決めるくらいの気持ちで頑張りたい」。母国での一戦に、いつも以上に気合が入るのも当然だ。
前週は「アジア大会」に日本代表として出場し、団体戦の銅メダル獲得に貢献した。連戦による疲労を問われても「全然疲れていない」と笑顔を見せる。何より、日本の芝でプレーできたことは今週にも生きるプラス材料と捉える。いまはスイングにフォーカスして調整を続けており、アドレス、グリップといった基本から見直しているという。
そしてもうひとつ、今週に懸ける理由もある。ツアールーキーとしてともに米国で戦う平田憲聖は、本大会への出場が叶わなかった。来季の出場権を争う立場も同じ。だから平田の悔しさは、痛いほど分かる。会場入りした前日5日に届いた「楽しんでね」というメッセージに、「必死に頑張ってくるよ」と返信した。「本当に憲聖の分まで頑張りたい。今週は優勝を目指す」。普段はクールな中島の言葉に熱がこもった。(横浜市保土ヶ谷区/中村文香)