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不安が強すぎる…松山英樹は池ポチャ2回でワースト「75」

◇米国男子◇ツアー選手権 2日目(23日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

7アンダー7位から出た松山英樹は1バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「75」とスコアを落とした。ショットからリズムを作れず、2度の池ポチャもあり通算2アンダーで15位タイに後退。首位との差は前日の3ストロークから11に広がった。

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ティオフ直後に「フォアー!」の声が響いた。出だし1番、松山の1Wショットは右サイドのラフへ。2打目は横からせり出た前方の枝に当たり、3オンからボギーとした。「スタートホールはブレましたけど、4番、5番、6番あたりはすごくいいショット。7番もいい感じだった」という。その好感触を失ったのは、左サイド一面に池が構える8番。1Wを振り切った第1打が、ラフから静かに水辺に転がり落ちた。

「池に入れてから左のミスを嫌がった。どちらかと言うと、いまは左にミスをしている方が、いい感じにプレーできるが、それを嫌がって(その後)右、右…と続いてしまった」

午後4時7分、雷雲が近づき1時間26分の中断を強いられた。12番の第2打から再開する前にドライビングレンジで調整を施したが、“恵みの雨”にはならない。14番は右ラフからのショットを続けて4オン1パット。15番パー3はグリーンの前に広がる池に第1打がつかまった。いずれも1.5mほどの微妙な距離を沈めたものの、連続ボギーはやはり痛い。

「再開して13番のティショットをいい形で打てたので、行けるかなと思ったんですけど。14番、15番とミスをして切り替えがうまくできていない。ハザードがあるコースで、自分のメンタル的な不安が強すぎる」と嘆いた。イーストレイクGCはラフに入ったとたんに難度が上がる。それだけにフェアウェイキープの重要度が高い。「(フェアウェイは)狭いので(1ラウンドで)14回行くことはほぼない。トップでも65%くらい行けばいい方だと思う。でも5回じゃキツイですね…」

初日はフィールドで2番目の好スコアだった「66」をマークした。一転「75」はルーカス・グローバーと並ぶこの日のワースト。結果的にはプレーオフシリーズ第2戦までのポイントランキングによるスタート前の、3アンダーのハンディキャップでアンダーパーの“貯金”がある。「残り2日間で10アンダーくらい行かないと。(周りのスコアは)伸びると思うんでなかなかチャンスは…相当厳しい。それよりは自分の今やっていることをブラさずにやることが大事かなと思う」。松山の当地でのベストスコアは昨年の最終日に記録した「65」。いまこそ、連続した爆発的なプレーが必要だ。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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