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初体験のハンディキャップ戦 松山英樹“7打差逆転”の過去は

◇米国男子◇ツアー選手権 事前情報(21日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

フェデックスカップポイントランキング上位30人が出場するシーズン最終戦「ツアー選手権」はことし、異例のハンディキャップ戦になった。ランク1位のジャスティン・トーマスは10アンダーからティオフ。同15位の松山英樹は3アンダー、7打差を追って初日のラウンドをスタートさせ、年間王者のタイトル獲得を狙う。

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シカゴ近郊での「BMW選手権」で3位に入り、ランキング15位に滑り込んだ松山は、本格参戦1年目から6年連続で最終戦に登場する。現在これだけ続けてイーストレイクGCの地を踏むのはほかにパトリック・リードだけ。「渋野(日向子)選手に比べたらぜんぜん。偉業でも何でもない」と全英女子チャンピオンを讃える一方で、連続出場は明確なアドバンテージでもある。

今大会が7月「全英オープン」から数えて6連戦目。終盤は緊張感から解放されることがなかった。「心の底からしんどい」。疲労はピークと言っていい。開幕前の事前ラウンドは21日(水)に回ったイン9ホールだけにとどめた。傾斜が強いグリーン周り、バミューダ芝のラフから下りのラインに向けたロブショットを各ホールで集中練習。「コースを知っているのは大きいです」と前年までの知識から、効率の良い調整で体力温存に努めることができた。

大会史上初のストロークハンディ戦について松山は「おもしろい」と言った。トーマスとの7打差を「良いプレーができれば(逆転)可能な数字」と考える。ただし、「普通のプレーでは追いつかない。“グッド”なプレーを4日間か、“グレート”なプレーを2日か3日くらいしないと勝てない」と、もちろんハードルは高めに設定。単純な数字だけでなく、周りにいるのがエリート選手ばかりだからだ。

年間王者の称号、そして1500万ドル(約16億円)のボーナスゲットには、数日前の手応えが好材料になる。「BMW選手権」の2日目と最終日に今季ベストの「63」をマークした。「あれは“グレート”ですね。あれをもう1回やって、あとは初日(3バーディ69)のようなプレーが1日できたら…」

松山の米ツアー通算5勝のうち、各ラウンド終了後で首位ともっとも大きくひらいた差をひっくり返したのは、記念すべき初勝利の試合。2014年「ザ・メモリアルトーナメント」は第1ラウンドを終了後、54ホールを残して7打差がついていた。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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