シェーン・ローリーが逃げ切り メジャー初制覇
2019年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)
浅地洋佑、稲森佑貴 最終日に初めて経験した“本気のリンクス”
◇メジャー第4戦◇全英オープン 最終日(21日)◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)
「疲れました」と浅地洋佑。「歯が立たなかったです」と稲森佑貴。初の海外メジャーで予選通過を果たした2人だったが、日曜日になってようやく吹きつけた南からの強風に、浅地は「76」で通算6オーバー67位、稲森は「80」で通算9オーバー72位とそれぞれ順位を下げてフィニッシュした。
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浅地は11番でティショットを右に曲げてロストボールとし、トリプルボギーをたたくなどティショットに苦戦した。「“風にまかせて戦法”でいったけど、どこまでも曲がっていきました」と、風の中でのショットコントロールに手を焼いた。
「風にぶつけたり、風にのせたり、風の下を通したり。全部できないとちょっと難しそうです」と、球筋の種類の足りなさを痛感した。「自信がついたかと言われたら、そうではない。どちらかというと、自分の足りないものが浮き彫りになった」と振り返った。だが、「もっと向上心が芽生えた。また来たい」と、リンクスコースで得た課題は、浅地のチャレンジングスピリットを刺激したようだった。
一方、日本ではフェアウェイキープ率1位を誇る稲森だが、「風が吹いていなければ方向性が大事かもしれないけど、これだけタフなリンクスで風が吹くと、球筋が強くないと流されてしまう。さらに10yd、15yd。飛距離を伸ばす勢いじゃないとダメだと思う」と、パワーアップの必要性を痛感した。「歯が立たなかったです。なにをやってもボギーだったので完敗です」と頭を垂れた。
「いまは悪いイメージが染み付いちゃっているので、まずは一度、気持ちをリセットしたい。来週は(予定は)なにもないし、クラブを握るのは3回くらいにしようと思う。身体もメンタルもだいぶ疲れたので、一回ちょっとゴルフを離れようかな」と、再始動の前にいったん心身の休養を挟むつもりだ。(北アイルランド・ポートラッシュ/今岡涼太)