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「ウェットスーツ問題」 Los Angeles, California

2018/03/27 07:42

日本製か米国製か?それが問題だ――。いや、本当はもっと複雑で、究極的には「自分はどう生きたいのか?」という問いまで発した一連の選択の連続を個人的に“ウェットスーツ問題”と名づけ、ここしばらくずっと考えたり、人に意見を聞いたりしてきた。

サーフィンを始めることにしたのである。そこに、米国西海岸への出張が重なった。ご存知サーフィンの総本山である。サーフィングッズの価格も、総じて日本より安いという。よし、ウェットスーツを作ってこよう!というのが発端だ。

(これは取材で世界を旅するゴルフ記者の道中記である)

詳しい人にとっては簡単でも、初めての素人には未知のことだらけ。知人に「冬に千葉の海に入りたい」というと、≪セミドライで厚さ3mmから5mm≫のものを勧められた。既製品もあるのだが、やはり体にフィットするようカスタムオーダーが肝心だという。

ざっと仕入れた情報では、いわゆるウェットスーツというものは、防水性能に応じてドライスーツ(完全防水)、セミドライスーツ(ほぼ防水)、ウェットスーツ(内部に水が浸入する)に分かれていて、形状によりフル(長腕、長足)、シーガル(半腕、長足)、スプリング(半腕、半足)などに分類される。生地の厚さは防寒性能に直結するが、厚いほど動きにくいというトレードオフの関係にある。

ロサンゼルス近郊でサーフィンをしている仕事仲間に聞くと、断然セミドライがいいという。だが、セミドライ素材は日本製が優れていて米国製はほとんどなく、「日本に住んでいるなら日本で買った方がいい」と、ちゃぶ台をひっくり返されるようなことを言われてしまった。

調べてみると、良さそうだなと思った店のカタログには、なるほどセミドライの文字はない。ウェット素材は表面や内部に水が残り、波待ちでボード上にいるときに風に吹かれると体温を奪われやすいという不安がある。

日本にいる別の知人に相談すると、「たしかに品質は日本の方がいいかもしれないけど、西海岸で買ったっていう方がカッコいい」と、エモーショナルな部分をついてきた。

うーん…悩むのである。“カリフォルニアでウェットスーツをカスタムオーダーする”という体験も魅力的だけど、海に入って寒かったら元も子もない。でも、少なくとも米国に住む人々はそれを着て普通に海に入っているわけだし、自分も寒さには強い方だ。無難で確実な日本製を選ぶのか、それとも未知の米国製に挑戦するのか?

迷ったときは困難な方を選ぶのが信条だ。えいやっという思いで後者にした。オーダーに訪れた店はロス郊外にある。倉庫を改装したおしゃれな店内で、若い男女の店員がサイズ測定やスーツの選定を手伝ってくれた。所要時間は約20分。できあがりまでは2、3週間かかるという。

後になって気づいたのだが、西海岸は水温が低くても陽射しは強い。どんより曇った冬の千葉とは条件が違いそうだ。だけどもう、賽は投げられてしまったのである。(GDO編集部/今岡涼太)

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