「飛距離が落ちている」畑岡奈紗はメジャー最終戦へ課題
2018年 エビアン選手権
期間:09/13〜09/16 場所:エビアンリゾートGC(フランス)
畑岡奈紗の次戦はメジャー最終戦「勇気与えるプレーを」
米女子ツアー1勝の畑岡奈紗は31日(金)、次戦で初出場となる9月のメジャー最終戦(第5戦)「エビアン選手権」(9月13日~、フランス・エビアンリゾートGC)に向けて意気込んだ。大会を4日間生中継する放送局「WOWOW」(東京都港区)で、メディアの取材に応じた。
畑岡は8位で終えた「カナディアンパシフィック女子オープン」の後、28日(火)に一時帰国した。最終日最終組でプレーし、今季8回目のトップ10入りを決めた同大会の後、「飛距離が落ちてきている」と課題を吐露。この日は「タイミングが合わずに右に出ることが多い。クラブが長ければ長いほど、トップでオーバー目に入るときがある。スイングは変えず、タイミングを取れるようにしたい」と修正ポイントを口にした。
<< 下に続く >>
「エビアン選手権」(2013年からメジャーに昇格)では、憧れの宮里藍さんが2009年に悲願の米ツアー初優勝を遂げた(11年に2勝目)。当時10歳だった畑岡の記憶は今も鮮明だ。「テレビで観ていて、すごい感動をもらった。エビアンに限らず、私も優勝してテレビを見てくださっている方に勇気を与えられるようなプレーをしたい」と話した。
フランス訪問は初めてになる。「雨が多いと聞いている。天候も違い、ヨーロッパは地面が硬いコースもあるので、そういう部分で対応できるように」と本格的な対応策は現地で練ることになりそうだ。風光明媚で知られる景色も楽しみのひとつ。「ご飯がおいしいことを願っています」と付け加えた。
同大会の直後には昨年優勝した「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(9月21日~、利府GC)、「日本女子オープン」(同27日~、千葉CC野田コース)が控える。出場については「スケジュールは最終調整中。日本でプレーする機会が今は少ないので、そういうところでしっかり結果を残したい」と話すにとどめた。(編集部・桂川洋一)